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犬にとっても睡眠は重要。質の高い睡眠を促すために飼い主ができることは?


犬の平均睡眠時間はどれ位なのでしょうか?

beagle dog Sleeping and take some rest, dog sleeping and dreaming

Sigma_S/shutterstock.com

愛犬がかわいらしい寝顔で寝ている様子を見ると、心が和みます。でも、あまりに寝る時間が長いと、うちの子は大丈夫かしらと心配になることもあるかもしれません。他の家の犬も同じ位の時間寝ているのでしょうか。考えてしまうものです。では、犬の平均睡眠時間とはいったいどれ位なのでしょうか。

その点を考えるにあたり、まずは、犬の睡眠について調べてみましょう。

犬の睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠があります。

犬の睡眠時間は、浅い眠りであるレム睡眠と深い眠りであるノンレム睡眠の2種類があります。レム睡眠の時には体は休まっているのですが、脳は起きている状態です。この状態の睡眠の時に夢を見ます。しっぽをばたばたさせたり、寝ているのに夢で走っていたりすることがあります。ノンレム睡眠の時は脳も体もどちらも眠っています。

人間ですと、睡眠時間全体の80%は深い眠りで20%が浅い眠りであると言われますが、犬はそういうわけにはいかないようです。深い眠りは20%に満たないようです。物音がするとすぐに目を開ける犬を見たことがあるかもしれませんが、深い眠りが少ないということも原因なのかもしれません。

成犬の平均睡眠時間はどれくらい?

1才から6才頃の成犬の平均睡眠時間は、12時間から15時間が一般的であると考えられています。人間の平均睡眠時間は8時間という調査がありますので、犬の平均睡眠時間はかなり長いと言えるでしょう。1日24時間の半分かそれより多い時間を睡眠に充てているということになります。

ですから、人間の感覚からして多少愛犬が寝すぎていると感じても、驚くにはあたりません。犬はもともと長時間寝る生き物であることがわかれば安心できます。ただ、それでも度を越して長いなら、それはそれで心配であると言えます。

そして、種類や大きさなどによって、睡眠時間に違いが生じることがあります。大型の犬の場合はどうでしょうか。大型のセントバーナードや、ニューファンドランドなどは、比較的睡眠時間は長いようです。シベリアンはハスキーなどの作業犬は睡眠時間は短いようです。さらに、具体的に考えてみましょう。

柴犬はいかがでしょうか。柴犬は小型から中型の作業犬で睡眠時間は短い方です。大体ですが、9時間から10時間程度と言われています。

チワワは非常に活発な超小型犬です。成犬の場合には9時間から10.6時間程度の睡眠時間の場合が多いようです。よく動くチワワの場合には12時間程度寝る場合もあります。

ポメラニアンは小型犬です。かなり活発な種類です。そのためよく睡眠をとります。12時間から18時間ほどです。

ダックスは小型犬になります。10時間から11時間程度寝る場合が多いようです。ただし、ダックスはよく吠える種類の犬です。吠えるのにも体力が必要ですから、かなり吠えるタイプのダックスであれば、もっと寝る時間が長くなる可能性もあります。

トイプードルも小型犬の一種です。ダックスと比較すると活発な犬です。12時間から16時間寝る場合も珍しくないようです。

年齢や犬種によって違いはあるものの、概ね、睡眠時間は大型犬ほど長くて、小型犬ほど短いようです。そして、成犬は短くて子犬や老犬は長いと言えそうです。

その犬の普段の睡眠時間が長いと、危険な場合があります。ここで、睡眠を長引かせる要因についても考えておきましょう。もし、危険な状態なら、これらの原因について考えてみることもできるかもしれません。

甲状腺機能低下症の疑いが考えられます。甲状腺ホルモンの働きが弱くなって、代謝機能が下がると過剰な眠気が引き起こされます。そのために長く眠る症状が表れているのかもしれません。

他にも、感染症、糖尿病といった病気が進行して、重くなると全身の状態が悪化するために睡眠時間が長くなるという可能性もあり得ます。昏睡状態や沈鬱状態を引き起こす場合もありますし、場合によっては命を落とすことにもなりかねませんので、こうした病気を患っていないかどうか確認してみることもできます。

ナルコレプシーという病気もあります。これはいわゆる眠り病です。睡眠障害の病気で自らの意思とは関係なく眠くなってしまいます。ナルコレプシーの場合、不自然に急に眠りに落ちてしまいます。

ストレスを感じている場合もあるかもしれません。例えば引っ越しなどで環境が変化する場合には、ストレスを感じる場合があります。人間もそうだと思いますが、ストレスが増えると疲労を感じるために睡眠時間が長くなります。環境の変化に上手く適応できないとうつ病になる可能性すらありますので注意が必要です。

何らかの痛みがあって、寝てはいないのだけれどじっとして、寝ているようにも見える場合もあります。例えば、関節に痛みを患っている場合です。痛みがあるためにじっとしている場合があります。

老犬の睡眠時間はやや長めにしてあげましょう。

老犬ですと、成犬に比べて体力が衰えているため、睡眠時間が長くなるものです。多くの休息が必要となります。老犬の平均睡眠時間は成犬より長いのかもしれません。幼犬と異なり、活発に動くことはありませんので、かなりの時間寝ているように感じることでしょう。

幼い犬の睡眠時間もやや長めにしてあげましょう。

幼い犬は好奇心旺盛です。あちらこちらと動き回りたくさんのことを学んでいます。よく動き学んでいますので、たくさんのエネルギーを消費しています。そのため、回復するためにはそれなりにたくさん休む必要があります。

それで、幼犬の時に飼い主さんと一緒に遊ぶのも良いですが、しっかりと睡眠時間も確保してあげるようにしましょう。幼犬の平均睡眠時間も成犬より長いのかもしれません。

睡眠時間が短すぎるのも心配です!

Cute dog sleeping in bed with a fluffy toy bear, top view. Staffordshire terrier puppy resting in clean white bedroom at home

Aleksey Boyko/shutterstock.com

睡眠時間が、例えば7時間位で犬としては短いなと感じても、食欲や体調に特に異常がないようでしたら心配は要りませんが、体重の減少が見られたり、毎夜寝ずにうろうろとしていたりするようであれば対処する必要があることでしょう。次のようなケースも考えられます。

認知症であったり、痛みがあって眠れない状況であったり、落ち着ける場所がなくて不安を感じているという状況です。こうしたケースであれば、動物病院で診てもらった方がよいでしょう。


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