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犬の毛並みが悪くなる原因&美しく保つためのお手入れ方法!


被毛の種類

様々な種類の犬

Liliya Kulianionak/shutterstock.com

犬の被毛には一次毛と二次毛があり、一次毛はオーバーコート(上毛)と呼ばれ、主に皮膚を保護する役割をしています。

二次毛はアンダーコート(下毛)と呼ばれ、保温と保湿の役割を担っています。


犬にはオーバーコートとアンダーコートの両方を持つダブルコートの犬種と、アンダーコートがないシングルコートの犬種がいます。


ダブルコートの犬は春と秋にアンダーコートが生え変わるため季節による換毛期がありますが、シングルコートの犬は季節による換毛期はありません。

どんな犬の毛も一定のサイクルで発毛と脱毛を繰り返していますが、抜け毛の量は犬種や個体差があります。

日々の抜け毛は長毛種が多いと思われがちですが、実はスムースコート(短くまっすぐな毛)のダックスフントやチワワ、ラブラドール・レトリバーなどの短毛種のほうが多いと言えます。

長毛種は毛が伸びる期間が長く続くため抜け毛は比較的少なめですが、短毛種は短期間で毛が抜け変わるので、こまめに清掃して抜け毛対策をし、生活環境を整えて気を配ってみてあげましょう。

粘着ローラーなどの抜け毛掃除便利グッズを活用したり、服を着せて抜け毛の飛び散りを軽減することもできるでしょう。

中毛種は毛が伸びても2~3㎝程なので定期的なトリミングは必要ありませんが、こまめなブラッシングは欠かせません。

また換毛期には被毛がたくさん抜けますので、不要な毛を取り除いてケアしてあげましょう。


長毛種は放っておくとどんどん毛が伸びて、長い毛が絡んだり毛玉ができたりしますので毎日のブラッシングと定期的なトリミングが必要です。

トリミングによって毛を衛生に保ち、ノミやダニの寄生を予防することができます。

換毛期ケア

犬の換毛期は春と秋です。

古い毛が落ちて、季節に合わせた新しい毛が生えてくる準備を始めます。

ダブルコートの中毛種や長毛種では冬に密生したアンダーコートがごっそりと抜け落ちますので、素早く完全に取り去る必要があります。

主な犬種としては、柴犬、コーギー、ポメラニアン、ゴールデン・レトリバー、ハスキー、ペキニーズなどです。

抜け毛を放置すると毛に絡んで毛玉やフェルト状になり、抜け落ちずにいつまでも溜まってしまい皮膚が蒸れて、皮膚トラブルにつながりかねません。

皮膚トラブルは犬の最も多く発生する病気の一つですが、治療が長期化しますので未然に防ぐためにブラッシングによって清潔さを保ち、皮膚の状態を観察して病気を早期発見するように心がけましょう。

毛玉や絡んだ被毛を完全に取り除くことは素人では難しいこともありますので、無理やり行なったり強くブラッシングして皮膚を傷つけないようにするためにもプロにグルーミングしてもらうこともできるでしょう。


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