レバノンの野良犬に新しい家族を・・・
私はヴェルダ
レバノンの犬
「こんにちは,私はヴェルダ。いたずら好きな気さくな犬なの。でも誰も私のことを引き取ってくれなくて・・・たぶんちょっと年を取りすぎているからかな・・・もしかしたら,障がいがあるからかも。でも”BETA (Beirut for the Ethical Treatment of Animals)” という保護団体の人たちが,私と同じような犬を海外に搬送して,引き取ってくれる人を探してくれているの。」出典:https://www.boredpanda.com/a-message-from-the-lebanese-dog-applying-for-an-immigration/
レバノンといえば,治安が心配される地域の1つですよね。ここでは,人間だけでなく動物たちも生活に対する不安を抱えているようです。
こちらのヴェルダもそのなかの1匹。
人間にゆとりがないとなかなかペットなんか飼えないもの。
そんな中,”BETA”という保護団体が考え出した画期的なアイデアでレバノンに住む野良犬たちの人生が救われているようです。
費用の問題が発生・・・
レバノンの犬
「でも知ってる?犬を海外に搬送するのって結構お金がかかるのよ。医療費,エサ代,保護にかかる費用だって結構かかっているのに。BETAのみんなは,一生懸命私たちを安全に幸せにしてくれているんだけど,なかなかシェルターにいる犬って幸せを掴むのが難しいみたい。だからなおさら彼らが頑張ってくれて,1匹でも多くの引き取り手を見つけては,1匹でも多くの野良犬を保護しているの。レバノンに住む人たちの中には,BETAのみんなが将来の里親の人に厳しすぎるんじゃないかって言う人もいるけど,私のことを家族のメンバーとして考えてくれる人のところに引き取られないくらいなら,シェルターでいた方がずっといいわ。どうか,BETAのみんなに力を貸してあげて。 ヴェルダ」出典:https://www.boredpanda.com/a-message-from-the-lebanese-dog-applying-for-an-immigration/
自国の人たちが野良犬を引き取ることができないなら,他の国へ!
非常に画期的なアイデアですが,やはり費用の問題がつきまとうようですね。
それでもBETAのスタッフは,1匹でも多くの犬の人生を救おうと努力しているようです。
まるでヴェルダも一緒にこの金銭的問題に頭を悩ませているようですね。
新しい家族のもとへ
レバノンの犬
「このスーツケースに入っているのが,これから素敵な家族のもとに飛び立っていった私の友達なの。」出典:https://www.boredpanda.com/a-message-from-the-lebanese-dog-applying-for-an-immigration/
こちらが,この保護団体のおかげで新たな幸せを掴んだ犬たちのようです。
生まれ育った国を離れ,外国で新しい家族との新しい人生・・・
彼らの頭にはどんな家族像が描かれているのでしょう・・・
カナダに行ったヴェギーの場合
レバノンの犬
「3本脚のヴェギー(Veggie)は引き取られて,カナダで新しい生活を楽しんでいるみたい。」出典:https://www.boredpanda.com/a-message-from-the-lebanese-dog-applying-for-an-immigration/
ヴェギーは,3本脚にもかかわらず新しい飼い主さんが現れたようですね。
自分の障がいを理解してくれた人が現れて良かったですね。
ヴェギーの美しい体がカナダの美しい風景に溶け込んでいるようです。
アメリカに行ったスターダストの場合
レバノンの犬
「これは,目と耳が不自由なスターダスト(Stardust)が素敵な友人エマ(Emma)とアメリカの公園にいる風景。エマも耳が不自由なのよ。」出典:https://www.boredpanda.com/a-message-from-the-lebanese-dog-applying-for-an-immigration/
アメリカの公園で飼い主さんと一緒にくつろぐスターダストとエマ。
同じ仲間が一緒にいてくれて心強いですよね。
もう寂しくなんかありませんよね。
フランスに行ったウラの場合
レバノンの犬
「ウラ(Ura)は,もうお年寄りの犬なんだけど,フランスで人生を満喫しているみたい。みんなが言うように,精神には年なんて関係ないみたい。」出典:https://www.boredpanda.com/a-message-from-the-lebanese-dog-applying-for-an-immigration/
お年寄りには見えないくらい,ワイルドな人生を送っていますよね。
飼い主さんと一緒にバイクに乗って,サングラス姿が良く似合います。
もう異国の地には慣れたようですね。
ドイツに行ったガンジーの場合
レバノンの犬
「マフラーをしているガンジー(Ghandi)は,このマフラーをドイツに持って行ったのよ。」出典:https://www.boredpanda.com/a-message-from-the-lebanese-dog-applying-for-an-immigration/
ちゃんと心落ち着くアイテムを持っていったようですね。
マフラーが良く似合うガンジー。
新しい飼い主さんは彼のためにたくさんマフラーを編んでくれそうですね。
おっちょこちょいのモンテの場合
レバノンの犬
「そうだ!モンテ(Monte)はカナダ行きをとても楽しみにしていたんだけど,マフラーを忘れて行ってしまったの。そして,3本脚のナウシカ(Noushka)の様子は動画を見てね。」出典:https://www.boredpanda.com/a-message-from-the-lebanese-dog-applying-for-an-immigration/
カナダに行くのにマフラーは必要でしょう~!
「ガーン!マフラー忘れた・・・」
雪の中で走り回るどころか,マフラーを忘れたことにショックを受けているようです。
3本脚のナウシカと言えば・・・
新しい飼い主さん家族や仲間たちと一緒にたくさんのアウトドアを楽しんでいるようです。
あのままレバノンにいたら決して味わうことのなかった自由・・・
”BETA”の斬新なアイデアと尽力によってたくさんの野良犬が異国の地で新しい人生を踏み出したようです。
新しい飼い主さんと一緒に幸せな人生を送る犬たちの姿を見ると,”BETA”のスタッフの素晴らしさが伝わってきます。
レバノンに住む犬からのメッセージ