39番バス停の猫
残酷な最期
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ある日ミッシーは何者かによって瀕死の重傷を負わされました。しかしありったけの力を振り絞り、9年間共に暮らした72歳の飼い主リチャートさんのもとに戻って来たのです。リチャードさんの娘であるカレンさんは、ミッシーの怪我の状態を以下のように話しています。出典:https://www.buzzfeed.com/javiermoreno/people-have-set-up-a-memorial-for-a-bus-stop-cat-that-was-vi?utm_term=.es0rDNaD1#.nxAyz8pzb
「辛うじて繋がっていた2本の歯以外は全滅で、片目からは大量出血。それに頭蓋骨とアゴは骨折しいました。あまりにも苦しんでいたので安楽死させるしかありませんでした」。
こちらが39番バス亭の猫と呼ばれ、たくさんの人に親しまれていたミッシーの在りし日の姿です。
職場や学校でのストレスや悩みを抱えている人達にとって、毎朝そこにミッシーの姿があると自然に笑顔になれたことでしょう。
そんな人気者のミッシーはなぜこんな目に遭わなければならなかったのでしょうか。
動物を生き物として扱わず、平気で虐待した者に憤りを感じずにはいられません。
哀悼の意を表して
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ミッシーの死を知った人達が続々と献花に訪れ、SNSでは哀悼の意を表する言葉が投稿されました。出典:https://www.buzzfeed.com/javiermoreno/people-have-set-up-a-memorial-for-a-bus-stop-cat-that-was-vi?utm_term=.es0rDNaD1#.nxAyz8pzb
「バス停の名物猫が亡くなったと聞いて心が引き裂かれる思いよ」。
「もう通学途中であの子に会えないなんて耐えられない。毎朝私に元気をくれてたのに」。
やはりミッシーはみんなに元気を与えてくれる存在だったんですね。
SNSに投稿した人達の言葉が、毎朝当たり前のようにあった風景を突然奪われる悲しさを表していますね。
それはミッシーが多くの人に愛されていたという証とも言えるでしょう。
その姿を形に残したい
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誰からも愛されたミッシーのために、近所の住民のクレイグさんがバス停に銅像を建てるための募金を始めました。そして当初の目標額は7万円ほどでしたが、それをはるかに上回る65万円の善意が集まったのです。出典:https://www.buzzfeed.com/javiermoreno/people-have-set-up-a-memorial-for-a-bus-stop-cat-that-was-vi?utm_term=.es0rDNaD1#.nxAyz8pzb
こちらは実際にクレイグさんがファンドレイジングをされていたウェブページの画像なのですが、よく見てみると、なんと達成率は810%という驚異の数字です。
ミッシーという存在は、実際に彼女を知る人達だけでなく、彼女のストーリーを読んだ多くの人の心を掴んだという証拠ですね。
警察も動き始めた
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娘のカレンさんは法の裁きを求めています。出典:https://www.buzzfeed.com/javiermoreno/people-have-set-up-a-memorial-for-a-bus-stop-cat-that-was-vi?utm_term=.es0rDNaD1#.nxAyz8pzb
「ミッシーだけでなく両親を苦しめたこのような行為は許されたものではありません。必ずや誰かが責任を負うべきです。あの子は車にはねられたのでは無く、誰かから暴力を受けたんです」。
カレンさんの訴えはSNSのみならず警察にも届けられ、その後捜査が開始されたのだそうです。
確かに暴力を受け命を落としたのはミッシーですが、大切な愛猫を残酷なかたちで失ったご両親の苦しみも、あまりにも辛く耐え難いものだったことでしょう。
ミッシーよ、永遠に!
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バス停に飾られたミッシーの写真にはこのようなメッセージが添えられていました。出典:https://www.buzzfeed.com/javiermoreno/people-have-set-up-a-memorial-for-a-bus-stop-cat-that-was-vi?utm_term=.es0rDNaD1#.nxAyz8pzb
「バスを降りるたびに元気をくれたことに感謝しています。あなたはいつも私を笑顔にしてくれていました」。
ミッシーファンの心のこもったメッセージは、思わず涙を誘ってしまいそうですね。
数えきれない人を笑顔にしてきたミッシー。
彼女の魂は、近い将来"銅像"に形を変えて39番バス停に戻って来ることでしょう。
一日も早く彼女の命を奪った犯人がみつかりますように。
そして二度と同じような犯罪が起きませんように。
People Have Set Up A Memorial For A Bus-Stop Cat Who Was Viciously Killed