猫ってすごい

猫ってすごい

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普段丸くなって可愛らしく眠っている猫を見ると穏やかで、それほどの能力の持ち主だとは感じさせないのですが、ひらりとジャンプしたり、走るととっても早かったりと、実は猫ちゃんはとても運動能力の高い動物です。

そこで今回は驚きに猫ちゃんの運動能力について調べてみました。

猫のすぐれた運動能力その1:ジャンプ力

猫 ジャンプ

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猫を飼っている方は家の中で、猫のものすごいジャンプ力を見ることがあると思います。ソファやテーブル、そして棚の上からぴょんと別の棚に飛び乗ったり。

そんな猫ちゃんのジャンプ力に驚いたことも多いかと思います。

そんな猫ちゃんですが、どれくらいの高さをジャンプできるのでしょうか?

猫はもともと狩猟動物で獲物を追いかけ、狩りで仕留めた獲物を食べて生活をしていました。

どのような狩りの仕方というと、基本は待ち伏せし、一気に襲いかかるというスタイルです。そのため高い場所から飛び移ったりして獲物を取ることもありました。

走ることはもちろんジャンプ力も高く、なんと猫ちゃんは自分の身長の5倍くらい、1.5メートルから2メートルくらいまで飛べます。

ですので、エアコンの上や本棚の上からひらりとジャンプしたりする猫ちゃんもいたりします。

また猫じゃらしで猫ちゃんと遊んでいると、想像以上のジャンプ力を発揮したりして驚かされますよね。

ではどうしてこんなにジャンプ力が優れているのでしょうか?

理由その1:祖先の生活環境の名残り

猫の祖先は、リビアヤマネコで砂漠で暮らしていました。またそれよりも古い猫の祖先は、森で暮らしていて、木に登って高いところで獲物を待ち伏せして、まるで猿のように木から木へ飛び移って獲物を捕らえていたそうです。

獲物に知られないように、高い場所で身を隠したり、また外敵から身を守るために、木の上にいることが多かったため、ジャンプ力が備わったのでしょう。

理由その2:背骨が柔軟

猫の背骨は、円柱状の脊髄がたくさん連なって構成されています。

多くの脊髄があることから、しなやかなに背骨が曲がり、まるで弓のような弧を描いたり、まっすぐに伸ばばせ、とても柔軟性の高い背骨の構造です。

また猫の後ろ足の力はとても強く、バネのように背骨を動かすことで、ものすごいジャンプ力が出るのです。

理由その3:後ろ足の筋肉が発達している

速筋と呼ばれる猫の後ろ足は、瞬間的にとても強い力を出せます。この強い後ろ足の筋肉のおかげで、高い場所にとり映ったり、ジャンプして獲物に飛びかかったりできます。

また短距離走に優れているのも、この速筋が優れているためです。

理由その4:平衡感覚が優れている

前庭神経と呼ばれる聴覚をつかさどる聴神経があります。前庭は、直線方向の動きや遠心力、重力を感知します。

回転運動を感知する三半規管と連結していて、顔や頭の重力に対する向きを調整して、体が倒れないように絶妙に調整されているのです。

そのため平衡感覚に優れて、高いところから低いところへ飛び降りても、着地できるようです。

なので高い塀からするりと着地できたり、キャットタワーからも軽々飛び降りれるのは、この平衡感覚のおかげです。

この平衡感覚は、車酔いをしないということでも役立っていて、猫は車酔いはしにくいそうです。

なんて羨ましいことでしょう。

実際にはどれくらいの高さを飛び降りれるのでしょうか?

個体差はあるのですが、マンションの3〜4階の高さから、地面への着地が可能だと言われています。

理由その5:受け身が上手

平衡感覚と柔軟性の高さで、猫は受け身がとても上手です。

猫ちゃんは、関節がとても柔らかく、内臓も自由に動き、また皮膚の伸縮性も高いので、体を変な方向にねじったり、狭い場所も通れます。

受け身の態勢を取ることがたやすくできるので、ジャンプした時に空中で体を捻らせて回転しながら、受け身の体勢をとります。そうすることで着地も上手に決まります。

この能力は、子猫の頃から備わっている能力で、無意識で短時間の間に受け身の体勢をとれるのは驚きですね。

猫のすぐれた運動能力その2:足が速い

足が速い

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猫が獲物を見つけて追いかけている時、ものすごい速さで走っているのを見てびっくりすることがあります。

またご飯をもらえると嬉しくて走ってきた時や、物音に驚いで逃げ出した時なども、かなりの速さで走りますよね。実際にはどれくらいの速さを走れるのでしょうか?

ペットで飼われている猫ちゃんの場合は、時速20〜30kmの速さで走れるとと言われていて、思った以上に早く走れるのだと驚いてしまいます。

野生の猫の場合は、時速40〜50kmの速さで走ります。また個体差や猫の種類によっても速さはことなるようで、マンチカンのように足が短い猫種は少し遅いようです。

猫のスプリンターと呼ばれているのは、エジプシャン・マウは、猫の中で最も早く走る猫と言われていて、足が長く凛とした佇まいをしていて、気品があります。

ちなみに同じ猫科のチーターは、陸上動物で最も足が速い動物で、時速112.5kmもの速さで走れるのです。なんと高速道路で走っている車と同じくらいの速さです。びっくりですね。

では走るのが速いイメージの犬と比較するとどうでしょうか?

なんと、犬よりも猫の方が足は速いのです。

猫ちゃんが最も早く走れるのは、脱走している時だと言われています。その時には、およそ48kmも速度が出るそうです。

犬の速度は、時速20〜30kmと言われていますので、なんと犬よりも猫の方が早く走れるのです。

これは短距離の場合の速さで、長距離になると、犬の方が早く走れるようです。

また余談ですが、人と比較してもやはり、猫の方が早く走れ、成人男性のおよそ2倍の速さで走ります。

ではなぜこのように早く走れるのでしょうか?

早く走れる理由その1:しなやかな背骨

猫背

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猫だけではなく猫科の動物の背骨は大きくカーブをしているのが特長です。このしなやかな背骨をうまく使って、跳ねるように早く走れるのです。

早く走れる理由その2:後ろ足の進化

猫の後ろ足

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走る時に負荷がかかる後ろ足の指と、前足の指の数が、猫の場合は異なります。

前足は5本、後ろ足4本なのです。もともとは、後ろ足も5本だったのですが、4本に進化した結果、早く走れるようになりました。

なぜ早く走れるかというと、例えばコンクリートと砂地の場所で走った時には、コンクリートの方が早く走れますよね。地面を蹴る力が一点に集中しているためです。地面に接する足の面積が狭いほど、早く走れる傾向になります。

猫のすぐれた運動能力その3:バランス感覚

猫ひげ

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三つ目の猫のすぐれた運動能力は、優れたバランス感覚です。

狭い幅の塀の上で休んでいたり、足元が不安定でもひょいひょいと歩けます。

私たち人間が平均台のような狭い幅の上を歩く時には、両手を広げてバランスをとります。

これを猫の場合は、長い尻尾を使って上手にバランスをとって歩きます。

そしてもう一つ猫のひげも細い道を通る時には役に立っています。

猫は、自分の体が通るかどうかはひげで判断するのです。

すぐれたバランス感覚の理由その1:三半規管が優れている

聴覚をつかさどる聴神経とバランスをつかさどる前庭神経が耳の中にはあります。前庭神経は三半規管と連結していて、頭や顔、そして重力に対する向きを調整し、体が倒れないように調整するのです。

猫は三半規管が非常に発達していて、高性能なのです。かなり高い場所から落ちても、簡単に体勢を整え着地できます。

また耳が不自由な猫もこのバランス感覚は備わっていて、聴神経と前庭神経は別々に機能して、普通の猫と同じようなバランス感覚を持っています。

バランス感覚が優れていると、車酔いしにくいと言われていますが、全く車酔いをしないというわけではありません。

車に乗っていて、しきりにあくびをしたり、落ち着きがなくなってきたり、またヨダレを垂らすや、嘔吐したり、しきりに鳴いている時には、車酔いしているので、走行中の場合は窓を少し開けて風通しを良くしてあげましょう。

また一時間に一度は休憩をとってあげましょう。

すぐれたバランス感覚の理由その2:水平線認識能力

猫には三半規管以外にも視覚から水平線を認識する能力が大変すぐれています。

もし万が一三半規管が機能しなくなっても、水平線認識力だけで、体の回転をしっかり認知でき、危ない時にくるっと回転ができるのです。

体が回転している状態で、見えている景色からどこが水平線なのかをしっかりと認識して、体の回転がどんな状態なのかというのを理解できるのです。

すぐれたバランス感覚の理由その3:頚部筋肉による反射能力

反射能力

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猫の首に不自然なねじれが生じると、首の中にある筋紡錘と呼ばれている伸張センサーが反応するようにできています。

これは、今どの筋肉が伸びているのかを瞬時に感知します。

筋肉が伸びていると感知すると、伸張反射という反射で筋肉の収縮がおきて、不自然に伸ばされた首の筋肉が元に戻ろうとします。

結果首は元の位置に戻り、眼球が重力に水平を保ち、体幹に対して頭が前を向くように自動調整されます。

これらの3つの機能で猫はすぐれたバランス感覚を発揮できるのです。

実は猫は泳げる?水が好きな猫

一般的に水嫌いとされている猫ですが、水が好きな猫の種類がいます。

そこで水好きな猫の種類6種を紹介します。

泳ぐこと、水が好きな猫その1:ベンガル

ベンガルキャト

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山猫とイエネコを原種にもつベンガルは、ヒョウ柄の被毛の短毛種です。このヒョウ柄をロゼットと言われて猫の中ではベンガルしかいません。

また目は金色に光る目をもつ猫と持たない猫がいます。顔立ちは野生的な顔立ちで鼻筋がしっかりしています。

体はやや大きめで筋肉質な体です。オスは5〜8kgで、メスは3〜5kgです。

目立ちがりやでマイペースな性格で人懐っこい性格です。積極的に泳ぐことをして、水に入って狩りもします。野生の血を色濃く引き継いているベンガルは、水に対しての抵抗は見られず、シャンプーの時にも、嫌がらずにシャンプーをさせてくれます。

ただ個体差があるので、見極めてあげましょう。

泳ぐこと、水が好きな猫その2:メインクーン

メインクーン

Close up portrait of black tabby Maine Coon cat on green background with copy-space and sunlight. Adorable young cute male cat looking away. Pets walking outdoor adventure.

しっぽがふさふさで大きいのが特徴の猫です。

メインクーンは世界一大きな猫といわれていて子猫の時にはあまりわからないのですが、成長すると人間の4歳児と同じ大きさに成長します。

オスは6〜8kg、メスは4〜6kg、身長は100cmで、ギネスにものっています。

また、メインクーンはふさふさの被毛で覆われていてます。

これは寒冷地のカナダケベック州に接する高緯度の北アメリカ最東北に位置するメイン州出身で、厳しい寒さの中で生き抜くために進化したものだとされています。

またこのふさふさの被毛は撥水性が高く、水も平気です。

メインクーンの性格は、穏やかで人懐っこい性格の子が多く、メスがしっかり者でオスは甘えん坊の傾向があります。また学習能力が高く頭が良い猫で、飼いやすい猫でもあります。

泳ぐこと、水が好きな猫その3:サイベリアン

イギリス[サイベリアン]

サイベリアンは別名「サイベリアンフォレストキャット」と呼ばれ、歴史は古く紀元前1000年にシベリアの森で自然発生した猫だと言われています。

寒冷地に住んでいるため、ふさふさの被毛でセミロングのダブルコート、トリプルコートになっています。また体だけではなく耳やしっぽの毛までふわふわしていてます。

1980年代には、イギリスで人気を集めた猫です。犬のような性格を持っていて、賢く好奇心旺盛で、温厚な性格です。

また水の中でも狩りができる泳ぎが得意な猫の種類です。ですので体が濡れても気にしません。

泳ぐこと、水が好きな猫その4:シンガプーラ

シンガプーラ

小さな体が特徴で、大人の猫でも2kgを超えないとされていて、小柄な猫です。短毛種で活発な性格ではあるのですが、人懐っこく穏やかさを兼ね備えています。

もともとは、シンガポールの下水道に住み着いていた野良猫で、水を怖がりません。

また短毛種ですので、手入れがしやすい猫です。

泳ぐこと、水が好きな猫その5:アビシニアン

アビシニアン

小さな体で可愛い顔をしているアビシニアンは日本でも人気が高い猫です。

甘えん坊で美しい毛並みでスマートな体型をしています。

アビシニアンを飼ったことがある人は、犬のような性格だと思う人も多いほど、好奇心旺盛で活発な猫です。またいたずら好きで高いところからものを落として遊んだりします。

アビシニアンは水に興味を持つ子が多く、蛇口から流れる水には興味津々で、蛇口から出る水を飲んだりすることもあります。ですので留守中はトイレなどに落ちないように注意してあげましょう。

泳ぐこと、水が好きな猫その6:ソマリ

イギリス[ソマリ]

原産地はイギリスで、アビシニアンからまれに生まれる長い毛の猫と交配させて生まれた猫で、新種の猫ですが、とても人気が高い猫です。

性格は従順で、猫とは思えないほどです。また表情が豊かで見ているだけでとても癒やされます。

また賢さから人見知りな性格でもあります。

水を怖がりませんので、水周りの掃除をしていると遊びにやってきたります。ですので浴槽のフタはしっかりと締めてあげてください。

猫が水を嫌う理由

泳ぐことが苦手だったり水が嫌いな猫はどうして水が苦手なのでしょうか?

猫の被毛は犬の被毛と異なり、脂分が少なく撥水性が弱いのです。なので一度濡れるとなかなか乾かなくて気持ちが悪いのです。

また気持ち悪いだけではなく、猫は体温の低下を嫌う性質があり、乾きにくいため結果体温が下がってしまうので、水が苦手だと感じます。

また猫はもともと砂漠でくらしてきた動物なので、濡れたままで夜の寒さを迎えることは、生死につながると感じてしまいます。

この2つのことから体温が低下する水を嫌う傾向にあります。

実は猫は木登りだってできる!

猫の木登り

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猫とよく比較される犬は木に登れないのですが、猫は木登りだってできます。

犬には鎖骨がなく、腕を内転できます。鎖骨がないために内転できず、木登りができないのです。ハグする動きは犬にはできないのです。このハグする動きは木登りには必要な動きなのです。

その点では猫には鎖骨があるので、木に登れるのです。

ただ退化してしまい、小さくなっているので、幼少期の体が小さい時期にはカーテンや網戸などを登ることがあるのですが、体重が重くなるにつれてできなくなる子も多いようです。

ただ木に登れる猫は多くて、外で飼われている猫は木に登ることは平気です。

また室内で飼われている猫でも、木登りキャットタワーを設置してあげると、喜んでタワーに登る猫もいてます。

猫は、穏やかに寝ている時には考えられない程、運動能力が高いことに驚かされますね。ジャンプ力や瞬発力、バランス感覚に優れていて、見ているだけでも楽しいですよね。

そのため運動能力を発揮できる環境を整えて、猫ちゃんにとって快適で楽しい部屋づくりを工夫してあげると猫ちゃんも退屈しなくて済みますね。

また猫と犬はよく比較されるのですが、活動的なイメージな犬の方が運動能力が高いと思いきや、猫の方が優れている点が多く見受けられたことにも驚きです。

どちらも私たち人間よりもはるかに優れている運動能力を持ち合わせているので、飼う時にはしっかり理解して、危険が少なく、しっかりと運動できる環境を作ってあげたいものですね。

情報提供元:mofmo
記事名:「 こんなに優れている?!猫の運動能力発表会!!