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特徴的な猫の動き、猫の骨格の関係について紹介!


特徴的な猫の動き

猫パンチ

Benjamin Simeneta/shutterstock.com

「猫背」「猫足」「猫舌」「猫パンチ」「猫っ毛」など、猫の体の一部を使って、特定の動きや仕草を表現した言葉は日本にたくさんあります。

他にも、「窮鼠猫を噛む」「猫に小判」「借りて来た猫のよう」「猫なで声」「猫の手も借りたい」など、猫独特の動きや特徴から作られたことわざも多く存在しています。

というのも、猫は昔から人間の近くで生活してきて、身近な動物として、仕草や動きなどを目にする機会も多くありましたし、猫ならではの面白い特徴についても理解を深めることができてきたからでしょう。

今でも、犬よりも人気のペットとして、家庭で一番飼育されているのが猫です。
ですから現代人にとっても、猫はとても身近な動物で、そのしなやかな動きや、可愛らしい仕草、驚くような身体能力で私たちを楽しませてくれています。

今日は、そんな猫の特徴的な動きを可能にしている骨格について考えていきたいと思います。

骨格とは

骨格とは、関節で結合した複数の骨や軟骨によって構成される構造のことと定義されています。

骨格は大きく分けて、「内骨格」と呼ばれる脊椎動物が体内に持つものと、「外骨格」と呼ばれる昆虫などが体表を覆うためのものの2種類が存在します。

もちろん人間や猫は脊椎動物ですので、内骨格に当てはまります。

体の中に骨格があり、その骨たちを中心に体が構造されているのです。
ですから、これから骨格という時には、この内骨格のことをさしてお話します。

例えば、人間の骨格は約200個の骨で形成され、680個の骨格筋が接続しているそうです。
唯一他の骨と繋がっていないのは舌骨だけで、その他の骨は全て、連結して一つの骨格を作っているのです。

体内にあり、普段目にすることがないので、あまり意識をすることはありませんが、大小様々な形をした骨が連結して、一つの骨格を構成しているのですね。
私たちの体の軸となっているのが骨格なのです。

そんな骨格の役割は2つあります。

体の組織を支える

一つは、体の組織を支える支柱としての役割です。
全身を骨が貫き、本来は柔らかい組織を支えたり、筋肉の付着点となって、骨と筋肉が接続することによって様々な動きをすることを可能にしています。

走ったり、ジャンプしたり、しゃがんだり、手を伸ばすなど、私たちが何気なくするの動き全ては、骨格と筋肉が連動しているおかげでできているのですね。

運動だけでなく、骨格がなければ、直立することもままなりません。指先の細やかな動きも全て、骨と筋肉がきちんと接合されていないとできないことなのです。

保護

二つ目は、保護の役割です。

全身を貫いている硬い骨によって、外的な衝撃から体を守るという役割も果たしています。特に、脳・心臓・肺などの生命を維持するのに重要な臓器は、頭蓋骨や胸郭によってしっかりと守られています。

体の一番上部にある頭蓋骨は、脳だけでなく、目・鼻・口という感覚器や呼吸器も守る大切な役割があるので、他の部位に比べて複雑な形状をしており、結合部分も固くなっています。

このように、体の軸として骨格は全身を貫いてはいますが、より重要な部位には、それなりの強度を保つために、骨の数や形状、連結部位の補強などがきちんと整えられており、体をしっかりと保護できるようになっています。

だからこそ、交通事故や転落など、何らかのアクシデントにあったとしても、骨が保護となって、臓器がダメージを受けず一命をとりとめたという話を聞くことができるのです。

素晴らしい人体の作りに感銘を覚えますね。
人間だけでなく、脊椎動物には、それぞれに素晴らしい骨格が備わっています。

もちろん、全ての動物が同じ形の骨格を持っているわけではなく、種によって違いが見られます。
ただ哺乳類は、骨の数も200個ほどで共通しており、基本的な構造にも大きな差はないと言われています。

しかし、手をついて歩くか、上半身を前傾させるか、狩をするかなど、生活環境や生き抜くために必要な動きの差によって、骨格の一部が、その種ならではの得意な形になっています。


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