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家の子は私たちの言葉を理解している?猫の知能レベルってどれくらい?


猫は理解してる?

猫

Lario/shutterstock.com

自分が飼っているペットは目に入れて手も痛くないほどに可愛く、本当の家族のように愛おしい存在ですから、多くの飼い主が「うちの子が世界一可愛い」と言うのもある意味健全なことでしょう。

現代社会におけるペットといえば、犬・猫・鳥・魚・ハムスターなどが思いつくとおもます。
ここに挙げられている動物はスペースも余り取らず、一人暮らしでも飼育できるという共通点がありますね。

この中でも、犬は長期にわたり1位を独占し、日本人の6割が飼っていると言われていましたが、散歩が大変などの理由で、今では2位になってしまいました。

そして犬に変わって人気のペットランキング1位に輝いたのは、世話に手がかからない点で有利な猫です。
続いて3位が魚、4位が鳥、5位が昆虫と続きます。

しかし、それらのペットと、上位である猫や犬の間には大きな差があります。


なぜならほとんどの人が、愛情や気持ちが通じ合ったり、コミュニケーションが取れるなど、ある程度の知能があることをペットに求めるからです。
魚や昆虫では、暖かい気持ちの交流は現実的に難しいですよね。

その点、猫や犬は長年人間の近くで生活してきて、個体差があるとはいえ、飼い主に懐いて忠実を保ったり、教えたことを守ったり、一緒に遊べるなど、飼い主を満足させるある程度の知能があることが証明されています。

やはり、動物の中でも、人間の言うことがわかり、きちんと反応が帰ってくる種に対しては、特別な感情が芽生えますし、信頼関係や絆、そして愛情を育むことができるので、深い関係を築くことができます。


今日は、今日本で一番飼育されているペットである猫の知能と、特徴についてご紹介すると同時に、猫と人間との関係性についても掘り下げていきたいと思います。

猫の知能はどれくらいか?

猫

Margarita Nikolskaya/shutterstock.com

飼っているペットが一番可愛いという人は非常に多いですが、「うちの子が世界一賢い」「知能が長けている」と自慢する人はどれほどいるでしょうか?

できる芸や、トレーニングの成果を自慢する人はいるとは思いますが、むしろ「賢いと思うと急にバカなことをする」「理解できないと思っていたらすぐにできてびっくりした」など、賢さについては微妙な表現を使う飼い主さんの方が多いでしょう。

正直、動物の知能についてはまだ理解されていないことが多いです。
だからこそ、自分のペットがどこまで自分の存在や指示を理解しているのか、半信半疑になるのも仕方のないことなのです。

脳化指数

皆さんは、「脳化指数」と言う言葉を聞かれたことがありますか?
これは動物の知能の良さを表す目安として使われる数値で、体重と脳の重さの割合で計算します。

つまり、脳が大きくて重い動物ほど、賢く知能が長けているのではという考え方に基づいて、計算される数値です。

「脳化指数=脳の重量÷体重の2分の3乗」の公式に当てはめて算出します。
この式によると、1位が人間(7.4~7.8)、2位がイルカ(5.3)、3位がチンパンジー(2.2~2.5)、4位が犬(1.2)、5位が猫(1.0)となります。

他の動物と一緒に並べるのもどうかとは思いましたが、人間はやはり他の動物とは比べ物にならないほど脳が大きいですね。

確かに、イルカも人間を助けたり、高いコミュニケーション能力を持っているなど、その知能の高さには数々の逸話があります。
チンパンジーも道具を使ったり、人間にかなり近い動物として知られています。

だからと言って、「脳が大きくて重い動物ほど賢い」と単純に決めることはできるのでしょうか?
そう結論づけるのは、少し乱暴かもしれませんね。

なぜなら、この公式で出された数値によると、犬は猫より知能が高いとなりますが、両方飼われた方の中には、猫の方が賢く感じると言われる方もいます。

さらに、犬と猫では、動物としての能力や特徴が全く違うので、タイプの違う物の知能を比べることに疑問を感じたる方もいます。

「動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか」という本の中の、「猫は雨を予想して雨宿りの場所を見つけることは得意だが、傘を荷物に入れることはしない」というフレーズからわかるように、知能や賢さは複雑で、様々な異なる意味を持っています。

ですから、脳化指数だけでは計れないものもありますし、数値によってある程度判断できることもあるという両方のバランスを加味しながら続く記事を読んで頂ければと思います。

猫の知能レベル

猫 女性

Africa Studio/shutterstock.com

では、実際に猫の知能レベルはどれくらいなのでしょうか?現段階の一般的な意見としては、人間に換算すると2歳~3歳レベルの知能を持っていると言われています。

これは、人の成長に伴う思考の発達段階を分類した「ピアジュの発達段階」を参考に、大まかに出していると考えられています。
ですからあくまで参考程度に考える必要がありますが、確かにそのくらいの年齢の子供ができることを行える猫は多いです。

「名前を呼んだら返事をする」「おいでと言ったら来る」「危ないと思ったら隠れる」「ご飯を待てる」「いつも世話をしてくれる人に甘える」など、きちんと面倒を見てもらい、躾をされている大多数の飼い猫ができることではないでしょうか?

子供は2歳くらいになると、大人の言うことはかなり理解でき、呼びかけに答えたり、然るべき反応をします。
さらに、自分が伝えたいことも少しずつできるようになります。つまりコミュニケーションが取れるようになります。

また、自分の身近にあるものにも興味を示すようになり、それぞれの名前を把握し、使い道を認識できるようにもなります。

さらに、魔のイヤイヤ期も始まります。
自我が出てくるので、気に入らないことは全力で拒否したり、拗ねたり、大人の思う通りにいかないようになります。
まさに、成猫ができることと同じような感じですよね?

一般的な猫は、ご飯・寝ること・トイレなど、生活の基本的なことを理解し、正しく行うことができますし、身近にあるものを認識し、愛着を示すようになります。
飼い主の呼びかけにも反応できますが、気が向かなければそっぽを向いています。

もちろん、2・3歳の子供ができることが全てできる訳ではありません。
人間の子供は、線や丸などを書くこともできるようになりますし、数字を3くらいまで数えたりもするようになります。

しかし猫は、何かを書いたり、数字を認識することはできません。
他にも、大抵の2歳児が理解できたことが、猫には全く通じなかった実験結果もあります。

お菓子を特定の容器に入れて、一度その容器を隠してから、もう一度見せると、ほとんどの子供たちはお菓子がその中に入っていることを予想するそうです。

しかし猫の場合は、大好物の食べ物を入れても、それが容器に入っていることを予想することはできないそうです。

このように、できることとできないことがあるのは、猫ならではの特徴が大きく関係しています。
埋め込まれている本能や、生きてきた環境の違いで、発達している能力や得意分野ができたり、逆に全くできないことがあるのです。

ですからこれから、猫ならではの特徴を調べて、それに付随した素晴らしい能力と、苦手な分野を把握して、飼い猫とのコミュニケーションや絆を強めるのに有効活用していきましょう。


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