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犬がアレルギーを発症?取り組むべき4つの対策って?!


「犬のアレルギー」という言葉を聞くようになって久しいですが、ドッグフードの多様化や、室内飼育が主流となってきたことから、犬のアレルギー疾患の数と種類がますます増加してきています。

ですから、可愛い愛犬がアレルギー症状になる確率もかなり高くなっています。しかも、アレルギーは原因がなかなか特定できなかったり、一時的に症状が治まったとしてもすぐに再発したり、飼い主としてはどうしたらいいのか途方に暮れてしまうかもしれません。

そこで今日は、愛犬がアレルギーを発症した時に、すぐに取り入れるべき4つの対策を一緒に考えて、できるだけ早く病気による苦しみから愛犬を救ってあげたり、症状を酷くしないようにする方法を学びましょう。

それと同時に、そもそも犬のアレルギーとは何か?どんな症状が現れるのか?など、愛犬がアレルギーを発症しているかを早めに診断できるようにも、犬のアレルギーの特徴も見ておきましょう。

アレルギーとは?

アレルギー

savitskaya iryna/shutterstock.com

アレルギーとは、体を守るために備わっている免疫機能が、食事・花粉・ホコリ・カビなど、通常は体に害のないものに対して過剰に反応し、体に有害な炎症反応を引き起こすことです。

アレルギー症状を引き起こす原因となるものを「アレルゲン」と呼びますが、このアレルゲンを吸ったり、食べたり、触れることによって、痒みや湿疹、消化不良などのアレルギー症状を引き起こします。個体によってアレルゲンは異なり、複数ある場合もあります。

花粉やホコリなどの外的要因に加えて、遺伝的要因も関係しており、犬種によって、アレルギーを発症しやすいものとそうでないものがいます。

好発犬種には、柴犬・シーズーゴールデンレトリバー・ラブラドールレトリバー・ヨークシャテリア・マルチーズなど、日本の愛玩犬として人気の犬種も多く含まれています。

一般的な発症年齢は、約75%が3歳以下で、皮膚などの炎症を訴え軽い症状が始まると言われています。

このように犬のアレルギーは比較的若齢期から患うので、早めの対策がその後の愛犬の生活の質と健康に大きく関係していることもわかりますね。

どんな症状?

アレルギーと一口で言っても、原因もそれぞれですし、体に現れる症状も様々ですが、多くの犬に見られる共通する症状があります。これから代表的なものを3つご紹介します。

皮膚炎

人間の病気としても有名な「アトピー性皮膚炎」が、犬のアレルギー症状の中でもダントツに多いです。ハウスダストや花粉など、空気中に含まれるアレルゲンに対して過剰に反応し、強い痒みを引き起こす皮膚炎です。

犬は理屈で我慢する人間とは異なり、痒みを感じると掻いてしまうので、引っかき傷ができたり、湿疹になってしまったり、皮膚が厚くなったり黒くなど症状を悪化させてしまうことが多いです。

症状が出やすい部位は、耳の周り・足の先や付け根・脇の下・内腿・目の周りなどです。愛犬がそのような部位をしきりに掻いたり、噛んでいるならアレルギーに由来する皮膚炎を起こしていると考えた方が良いでしょう。

食餌アレルギー

餌の中に踏まれる何かしらの食材をアレルゲンとしているアレルギーで、食後短時間で発症します。

どんな食材もアレルゲンとなり得ますが、タンパク質や炭水化物に反応する犬種も多いとされています。

他にも、犬が消化できない穀物類を含むドッグフードや、保存料や着色料を使った劣悪なフードを長期間あげている場合は、当然のこととしてアレルギーを発症しやすい体になっているので、特に注意が必要です。

食餌アレルギーかどうかは、発熱や下痢、嘔吐などによって判断することができます。さらに皮膚炎を併用することも多く、食後目や口の周り、足先・肛門周りなどを痒がることも多く見られます。

ノミアレルギー

ノミの唾液や糞などに反応してしまう疾患で、ノミ一匹でも体に付着し刺されたりすると、異常に痒がります。発症部位として、背中・後ろ足・腹・尻尾などが多く、掻きにくい場所だけに噛もうとしていることが多いです。

ノミ以外にも、アブや蚊などの唾液が原因になることもあります。

これら3つが、犬のアレルギーが原因で見られる主な症状になりますが、全てに共通しているのは痒みです。犬がアレルギーを発症したら、とにかく掻きむしったり、ガブガブと自分の体を噛むようになるので、それをサインとして覚えておくことができます。


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