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ニューファンドランドの基本&おすすめフード


ニューファンドランドの基礎知識

newfoundland dog

Pandas/shutterstock.com

ニューファンドランドはカナダの東海岸にあるニューファンドランド島を原産地とする大型犬です。

現在のようにペットとして飼育される前には、漁師の作業用、また海難救助の役割を担っていました。フサフサの被毛からは想像がつきにくいのですが、ラブラドールリトレバーの先祖となる犬種です。

ニューファンドランドは18世紀以降になってからイギリスに持ち込まれイギリス国内に広まりました。ところが原産地カナダでは頭数が激減してしまいました。

絶滅が危惧されたものの、イギリスで繁殖が大々的に行われ、欧米諸国に輸出されて世界へ広まりました。

ニューファンドランドは短縮した呼び方がされていて、国内では「ニューファン」、英語圏の地域では「ニューフィ」と言われたりします。

原産地のカナダでは今でも海難救助犬として活躍している犬もいるだけあって、泳ぎがかなり上手なんです。

水かきがついた足をもち、分厚く長い被毛で覆われていて、ダブルコートでしかも撥水効果があります。こうした身体的な特徴は水中での作業に向いている理由といえます。

ニューファンドランドの特徴

ニューファンドランドのサイズはかなりインパクトがあります。オスなら平均体高が70センチで、メスは若干低めです。オス犬の平均体重は70キロもあります。

レトリバー犬の先祖というだけあって、ニューファンドランドは大型犬の中でもより大柄ですから超大型犬に分類されます。

骨格がしっかりしていて、とっても安定感のある体つきをしています。

大きな体の割には耳の大きさは小さめで垂れています。目にも特徴があって小さくくぼんだ感じで色は暗褐色の目をしています。

被毛の色は全体的にダーク系ですが、単色のブラック、ブラウン、グレーの他にブラックアンドホワイトもあります。

一般に大型犬は小型犬と比較すると寿命が短くなります。超大型サイズのニューファンドランドの平均寿命は8~10年です。

ニューファンドランドは寒冷地出身ですから寒さにはめっぽう強いです。その反面暑さを苦手としているので、夏季の暑さ対策はしっかり行いましょう。

ニューファンドランドの性格

ニューファンドランドは賢くて穏やかな気質の持ち主です。とても表情が豊かで愛嬌があり人懐っこいので犬の飼育が初心者の方でも飼いやすいです。

飼い主に懐きやすいのは利点ですが、非常に人好きな犬種なので、だれにでもべったりする傾向があります。犬を苦手とする来客への接し方については注意してあげてください。

また不意に触られたり、驚かされるようなことがあると、自分をコントロールできないことがあります。

幼犬の頃から社交性をもたせるために人以外のいろんな動物に接する機会をもたせるようにしましょう。様々な生活音や屋外の音にも慣れさせるのも感情的な安定感をもたせる助けになります。

ニューファンドランドは愛情をかければかけるだけ寄り添うかわいい家族になります。温厚な性格なので番犬としての役目は期待しないほうがいいでしょう。

飼い主に従順で忠実な性格をしているので、しつけや訓練に対してとても良い反応をします。

ニューファンドランドの魅力

ニューファンドランドの魅力はとにかく温厚で人が大好きな愛らしい性格です。表情も豊かなので飼い主家族にとって癒しとなります。

賢い犬種なのでしつけにそれほど手こずることがないのも魅力です。素直で忠実なニューファンドランドの良さを引き出せるように愛情を込めてしつけたいですね。

それでものんびりしたところも併せ持つもので、根気強く訓練するようにしましょう。

外見もまた魅力的です。いつも口を開けてニコニコご機嫌な様子や、ダーク系の被毛の犬が多いのに表情が豊かなので喜んでいることがよく伝わってきます。

ニューファンドランドのお手入れ

Cosmetic oil bottle isolated on white background

nevodka/shutterstock.com

ニューファンドランドの原産地であるニューファンドランド島には北極圏からの氷山が漂着するほどの寒冷地です。

寒い土地出身のニューファンドランドの被毛はダブルコートで寒さから守られています。密度の濃い二重の被毛なので、毎日しっかりとブラッシングしてメンテナンスすることが大事になります。

被毛自体に脂分が多めなのでより清潔な状態に保つことが求められます。定期的にシャンプーをして体を清潔に保ちましょう。

また春と秋にやってくる換毛期はいつもよりも多くの抜け毛があります。普段よりもこまめにブラッシングしましょう。

シャワーで洗い流すのもいいのですが、抜け毛対策で頻繁にシャンプーすると皮膚を傷めることもあるのでお湯で洗い流すようにしてくださいね。

きちんとブラッシングできていないと抜け毛が犬の体にくっついたままで、犬は舐めようとします。少々の毛を犬が飲み込んでも大きな問題とはなりませんが、量が多いとトラブルになりかねません。

そうなると腸を整えようとして草を食べたがります。草ならまだしも、くしゃみを繰り返したり、吐き気に悩まされることもあります。そうならないように被毛のメンテナンスはきちんとしましょう。

犬用の洋服を着せるのも抜け毛が飛散するのを防止することができます。もちろんきちんと着替えをしないとかえって毛がたくさんたまってしまうので注意しましょう。

抜け毛をきちんと除かないと家の中のあちこちに毛が残るので、不衛生になってしまいます。来客でもあろうものなら迷惑をかけてしまいます。

絨毯やラグマット、靴下にも毛がいっぱいくっつくので、できるだけ毛が残ることのないように掃除は入念に行いましょう。

またブラッシング用のふさわしい道具を選びましょう。同時にやり方にも注意が必要で、犬の皮膚を傷つけてしまわないように、力加減をきちんと考えながらブラッシングしましょう。

様々なタイプのブラシがありますが、コームを使うとニューファンドランドの手入れに便利です。

フサフサのニューファンドランドの手入れをしっかりと行うことで、犬の体もきれいにできますし、お家の中も衛生的に保つことができますね。

ニューファンドランドがかかりやすい病気

ニューファンドランドがかかりやすい病気について抑えておきましょう。一般的に大型犬にありがちな先天性の病気があります。

大きな体を支える足腰にはかなりの負担がかかります。股関節に特有の病気に悩まされるニューファンドランドが意外に多いんです。

やはり大型犬に多くみられる消化器系の病気として胃捻転や鼓腸症についても把握しておくことも大事です。

こうした代表的な病気について知っておくなら万一そうした病気になってしまった場合でも対処する方法が分かるので助けになります。

股関節形成不全

股関節形成不全はゴールデンレトリバーやラブラドールリトレバーなどが遺伝的に多い病気として知られていますが、ニューファンドランドにも起こり得る病気です。

生まれつき股関節に異常があるケースがあります。両側の股関節によく発生しますが、片側にだけみられることもあります。

先天性つまり遺伝的要因により親から異常な遺伝子を受け継ぎ股関節形成不全になります。そうした遺伝子が骨というより、軟骨や結合組織、または筋肉に影響を及ぼします。

先天性のものが多い病気ではありますが、後天性の股関節形成不全も起こります。栄養不良や無理のある運動、また肥満が原因で股関節に異常が生じたりします。

肥満が原因で股関節の働きに影響がある場合は、必要以上にカロリーや脂肪を摂取し過ぎることのないように栄養をしっかり管理することが重要になります。

極端な食事制限によって栄養不良になることも危険ですので、バランスがとても大切になってきます。自己判断で間違った対処をしないように注意しましょう。

股関節形成不全の程度はさまざまですが、重い体重を支えきれず関節に炎症が起こります。

犬の股関節形成不全が疑われる症状として、すぐに疲れて座り込んでしまったり、段差があるところを嫌う、また歩くときに腰回りがふらつくようなことがあります。

股関節形成不全もできる限り早く発見することが大切です。生後6カ月ほどの幼犬に発症する場合もあります。

でも幼犬が股関節形成不全になる場合、成長に伴って症状が改善し完治するようなこともあるので、絶望的にならなくてすみますね。

早期発見早期治療は基本ですから、犬が歩行する時にびっこをひいたり、痛そうにしている様子を観察するなら早めに獣医師に診察してもらいましょう。

一番よいのは自然治癒ですが、症状が長引く場合は抗炎症剤や鎮静剤などの痛み止めを処方してもらうことになります。

薬の強さや効き目、その他の治療方法については、個体差や相性などもあるので動物病院でよく相談するようにしましょう。

胃捻転

ニューファンドランドは胃捻転にもかかりやすい犬種です。胃捻転とは、胃にねじりが生じることで胃の中で消化した食べ物が腸へうまく運ばれなくなります。

そうしているうちに胃が膨張して中でガスが発生し他の内臓まで圧迫してしまいます。胃捻転は危険な病気で放置しておけば死んでしまうことがあります。

胃捻転は特に食後に発生することが多く、ニューファンドランドのような大型犬に多くみられる傾向があります。

犬が食餌を食べた後に、息苦しそうにしていたり、明らかに吐き気をもよおしているのに吐くことができないことはありませんか?

腹部が張って痛がったり、お腹周りが気になって舐めたり気にする様子や、息苦しそうな状態が認められるなら胃捻転が疑われます。

緊急な状況であればすぐに獣医師に対応してもらいましょう。大抵の場合は胃に溜まったガスを抜く治療を行います。

犬が苦しむようなことは絶対に避けたいものですよね。胃捻転は遺伝による原因もありますが、大型犬に多い傾向を踏まえてあらかじめ予防に努めましょう。

飼い主としてできることは、大量の食餌を短時間で食べる習慣を改善することです。早食いは腸捻転のリスクを高めてしまいます。

ニューファンドランドも体が大きい分他の犬よりも給餌量が多くなるのは必然ですね。でも一日の食餌を2~3回に分けたり、早食い防止機能のある給餌器を利用するなど工夫することができます。

食餌の種類も工夫できます。ドライフードは総合栄養食ですから確かにバランスがいいですが、時には消化によいウェットフードにしたりするとしっかり消化吸収できて健康に寄与します。

食後には満足感に満たされてハイになる犬も多いですよね。食べてすぐに興奮して走り回ると胃捻転になることもあります。

食餌の後は遊び相手をしたり、興奮させないようにして落ち着いてゆったりした気分にさせてあげるようにしましょう。

鼓腸症

鼓腸症は胃捻転と非常に関連がある病気です。犬の胃や腸にガスが溜まる病気のことで、犬の体に大きな負担をかけてしまう危険な病気の一つです。

胃腸にガスが溜まると胃腸の出入口がふさがってしまい膨張します。ガスの発生が収まらないと破裂したり、周囲にある血管が切れてしまう命に関わる事態になりかねません。

胃腸にガスが溜まると犬が頻繁にしかも普段よりも臭いげっぷやおならをするので気づきます。お腹が張ったり、グルグルと鳴ることも鼓腸症の症状の一つです。

その他、下痢や嘔吐をしたり、食欲が減退したり、その影響で体重が激減するといったことも起こります。

鼓腸症が悪化すると胃捻転や腸捻転になってしまうので、できるだけ症状が軽いうちに対処できるといいですね。

動物病院ではまずレントゲン検査を行い、胃や腸内の状況を確認します。ひどい場合は溜まったガスを抜きます。

飼い主にできることとして、とにかく早食いをやめさせることが先決です。食餌は少量に分けて与えたり、早食い防止機能がついた食器を使うのもいいですね。

消化によいドッグフードを選ぶことも大事です。でも食物繊維が多過ぎるなら肉食の犬の胃腸に負担を与えてしまいますので注意が必要です。

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