犬や猫への虐待の実態
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虐待は少なからず存在しており、虐待によって命を落とすあるいは早めるケースは実際に生じています。
そしてこの虐待には身体的外傷を伴う痛々しい虐待もありますし、一見するとわからないような身体的損傷は与えないものの精神的に大きなダメージを与えていく虐待も存在しています。
それぞれ見た目は違っても犬や猫に生涯与えてしまう恐怖ですので人間の身勝手な行動によって虐待してしまうことは避けていきたいものです。
その二種類の虐待を説明します。
身体的損傷を伴うもの
動物虐待と聞くと身体の被毛がひどく汚れていたり、皮膚がただれていたり、外傷がひどく血がにじんでいたりといった外的損傷をこうむっているペットをイメージするのではないでしょうか。
じっさいにこうした虐待によって身体が不自由になったり何かを失ったりして生きていくのに障害を抱えるペットは後を絶ちません。
ニュースに取り上げられることもあり、映像で生々しい姿を見ると心が張り裂ける思いをするのではないでしょうか。
こうした事態を見聞きするのはつらいものです。
見た目にひどい影響を受けてしまうとそれがトラウマになって精神的にも人間に近付けなくなったり威嚇してきたり噛みついてきたりといった症状をみせるペットたちもいます。
人間が信頼できなくなったためですから仕方のない事なのかもしれませんが本当にかわいそうになりますね。
私たちにできることがあれば何とかして助けてあげたいと思うのが自然な気持ちかと思います。
身体的損傷を伴わなくても虐待になるもの
外傷を伴わない虐待というものもあります。
この記事のなかで取り上げていきますがペットの世話をしないという虐待です。
これには水やエサを極端に与えていない状態が含まれます。
見た目には影響を受けていないとしても栄養が取れていませんの衰弱しています。
飼い主がエサを与えないわけですからペットと飼い主との信頼関係も築けません。
そのため精神的にもダメージをこうむることになり身体的外傷は何もないのに衰弱していきます。
これは見ていても辛いものでしょう。
できればそうした人たちにはペットを飼ってほしくはないのが本音ですが、虐待するつもりはなくてもいつの間にか接し方が虐待へと向かっていくこともあるようです。
自分がどんなタイプの人間なのかよく吟味することが必要のようですね。