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保護されてもなお恐怖心を克服できない犬。意外な理由で家族に迎えられ日々を前進し続ける。


 

極度に怯える一匹のピットブル

心に闇を抱えた犬


ある日茂みに隠れていた一匹の黒いピットブルがロサンゼルス動物管理センターに収容されました。後にロキシーと名付けられるその犬は怯えて犬舎の隅っこで動こうとしません。収容当初、センターのスタッフがリードを着けようとすると、ロキシーはとても怖がり固まってしまい、うずくまって動くことを拒否するため、毎回スタッフが抱きかかえて移動させなければならないほどでした。

ロサンゼルス郡だけでも毎日200頭以上ものピットブルが殺処分されているため、一日も早くシェルターを脱出しなければロキシーも処分されてしまいます。しかも被毛の黒い動物はメディアや映画の影響で不幸の象徴だといまだに思われていたり、写真を撮っても表情が分かり辛いという理由から他の毛色の犬よりも貰われにくいのだそう。
出典:https://www.thedodo.com/pit-bull-too-traumatized-to-walk-discovers-shes-a-beach-dog-1826385095.html

ピットブルというだけで偏見を持たれてしまうのに、ロキシーはその上黒い被毛。黒い動物が不幸の象徴など単なる迷信にすぎないのですが、なかなか世間に受け入れてもらえないのが現実。果たしてロキシーの運命は...

センターを脱出したものの...


収容から1か月後、幸運にもカーマ・レスキューという動物保護団体がロキシーの身柄を引き受けてくれたのです。

ロキシーは預り家族の元へ行く前の一週間、動物病院で過ごしていました。病院という安全な場所にいても怯えるロキシーは初めて散歩に出るまでに5日を要したのだそう。
出典:https://www.thedodo.com/pit-bull-too-traumatized-to-walk-discovers-shes-a-beach-dog-1826385095.html

センターという特殊な環境下では個体の本質を見るのは難しいことです。しかし安心できる場所にいても怯え続けるロキシーがあまりにも不憫です。


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そんなロキシーが心を開いたもの…

 
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