皆様は今見ているモノ、カタチ、色など他の人もすべて同じように見えていると感じているのかもしれませんが、実はそうではなく、人それぞれ微妙に個体差があるようです。その例として、青なのか緑なのかという問題もよく議論されるわけですが、2015年に話題となったドレス問題もいい例です。ということで今回はこちらをご覧ください。
どう見えますか?
A demo of lightness perception pic.twitter.com/BSVpgcuIw1
—Akiyoshi Kitaoka (@AkiyoshiKitaoka) August 12, 2018
ということで話題となっておりますのはこちらの映像です。白黒のグラデーションされた画像の上をグレーの四角いパーツが移動するわけですが、不思議なことになんと色が変化しているようです。しかしこれを作成した錯視デオな意味の「北岡明佳」さんいわく、色は変わっていないということです。
皆様はこれをタブレットの機能ではないか?と思うのかもしれません。しかし衝撃的なことに、これはタブレットではなく単なる紙の上をスライドさせているだけです。
a moving lump made up of three circles pic.twitter.com/HULXfmbebs
—Akiyoshi Kitaoka (@AkiyoshiKitaoka) August 14, 2018
本当に色が変わっていないのか?と思い、試しに左右端におかれた状態をキャプチャーし隣に合わせてみましたが・・・この画像では色が違うように見えます。
しかし、理論上これは色が変わっていないのです。何故ならば先程も申し上げたとおり、下地は単なる紙です。
原理としては、光源処理による明るさによる知覚、及び背景や前景にあるオブジェクトの色合いに基づき、脳が錯覚しているということです。
もう何番煎じかも分からないけど例のドレス問題をまとめてみました。青黒/白金に見える人の色覚やモニタを疑ってる人はぜひご覧ください。 pic.twitter.com/6euNYw9xUa
—ぶどう茶 (@budoucha) February 27, 2015
あのドレス問題と同じ原理では有るのですが、理屈は分かってもやはり不思議でしかありませんね。
掲載元
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-6065035/The-incredible-color-changing-gradient-illusion-break-brain.html