千葉県で住宅が全焼し、55歳の女性の遺体が見つかった事件で、逮捕された男女4人の一部が「女性に殴るなどの暴行を加え、火をつけた」と供述していることがわかりました。
 この事件は今月17日、千葉県印西市の住宅が全焼し、遺体が見つかったもので、殺人と放火の疑いで逮捕された、金崎大雅容疑者(20)と菅野弥久容疑者(20)ら3人と16歳の少女は、20日午前、検察庁に身柄を送られました。

 そして20日午後、死亡したのは、海老原よし子さん(55)と確認されました。

 その後の捜査関係者への取材で、4人の一部が「海老原さんを殴ったり蹴ったりして暴行を加え、火をつけた」と供述していることが新たにわかりました。4人は少なくとも事件の1、2週間前から海老原さんの家に出入りし、寝泊まりをすることもあったとみられるということです。

 一方、容疑者の知人によりますと、4人は金に困っている様子だったということです。

 「『お金ないから助けて』って言われたんで、『ちょっと2万円貸してほしい』と言われて」(菅野容疑者の知人)
 「(今月4日の電話で)『金づるができた』みたいなこと言われて、『50歳の人』って言ってて」(菅野容疑者の知人)

 警察も4人が金に困っていたという情報を把握していて、海老原さんとの間に金銭トラブルがなかったか詳しく調べています。(20日15:42)
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