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同機は双通路型ワイドボディー機「A350XWB」のロングモデル。標準型の「A350−900」と比較すると胴体が7メートル延長され、40席多くシートを設けられる。システムや部品の95%を共通化する一方で、大型機体の効率性を高めるため、翼の後縁に改良を加えたほか、主脚は6輪とし、推力が上回るエンジンを搭載した。
競合する米航空機大手ボーイングの「777−300ER」と長距離飛行時の燃費や整備などの費用を比較すると、25%も削減できるという。
格納庫を提供した日航は、13機を発注。標準型と合わせ31機に上り、A350XWBの引き渡しは2019年度からを予定。
現在、日航はA350−1000の仕様詰め段階にあり、植木義晴社長は「社員の夢と希望を基に最高の飛行機に仕上げたい」と抱負を語った。