大きなフィッシュカツが袋に入った青いラベルの「つくしのフィッシュカツ」。徳島県のソウルフードとして地元の人に親しまれているそう。カツと聞くととんかつを思い浮かべますが、こちらは魚のすり身にカレー粉や唐辛子、調味料を加えパン粉をまぶして揚げたもの。要冷蔵ですが、日持ちもするのでお土産にもおすすめ。どんな食べ物なのか詳しく紹介します。


 

津久司蒲鉾「つくしのフィッシュカツ」とは?



「つくしのフィッシュカツ」は、1955(昭和30)年に津久司蒲鉾によって考案された商品で、現在は徳島のソウルフードとして親しまれています。「フィッシュカツ」は、近海で獲れた太刀魚やエソなど白身魚のすり身にカレー粉や唐辛子、調味料を加え、パン粉をまぶして揚げたもの。

徳島に親戚がいる同僚によると、このフィッシュカツをカリッと焼き、家族の人数分カットされたものが食卓に並ぶのだとか。「白米と一緒に食べるとおいしいよ」と教えてくれました。そんなエピソードからも、徳島では地元の人たちに親しまれている食べ物であることがわかります。

どんな味?



ぴったりくっついていて気づきませんでしたが、実は袋に2枚のフィッシュカツが入っていました。写真では伝わりづらいのですが、結構油っぽく、手やお皿がべたべたします。


とりあえず半分にカット。とんかつからは程遠く、厚みはなく薄いです。

まずはそのままで食べてみると、おいしい! 魚のすり身の味に、カレー味がアクセントになっています。お弁当に入っててもおいしく食べられそうだなという印象です。見た目の油っぽさとは違い、食べてみると脂っこい感じがないのが不思議です。

公式サイトにもあるように、「フライパンやオーブントースターで温めると表面がカリッとして、カレー粉の香りも引き立ちます」とのことなので、衣がカリカリになるまでオーブントースターで焼いてみることにしました。


とりあえず様子を見ながら5分くらい温めてみます。しばらくすると、衣の部分からパチパチじゅうじゅうと音がしてきて、おいしそうな香りも漂います。

オーブントースターから取り出していただいてみましたが、温めずにそのまま食べたほうが、魚のすり身やカレー粉など、それぞれの味がしっかりとたっているような印象を受けました。違ったのは、噛むと感じるピリッとした辛み。これは唐辛子の辛みだと思われます。


フィッシュカツの楽しみ方として、公式サイトで紹介されていたのは、醤油やソース、マヨネーズをつける食べ方、細かく刻んでお好み焼きに混ぜたり、うどんやサンドイッチにトッピングする、トンカツのように卵でとじて丼にするなど実にバラエティ豊か。もちろんお酒のおつまみとしても、おいしくいただけそうです。

どこで買える?


今回は、道の駅くるくるなるとで購入しましたが、ほかの道の駅やスーパー、空港のお土産ショップでも売っているのを見かけました。

徳島を訪れたら、ぜひ一度食べてみてほしい「つくしのフィッシュカツ」。いろいろな食べ方で楽しんでみてください。

津久司蒲鉾 つくしのフィッシュカツ
価格:220円(税込)
賞味期限:筆者購入時は1週間でした(要冷蔵10℃以下で保存)
内容量:2枚
公式サイト:https://www.tsukushikamaboko.com/index.html
[All Photos by Chika]

※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
※店舗営業については最新情報をご確認ください。
      
情報提供元: TABIZINE
記事名:「 どんな味?徳島のソウルフード「津久司蒲鉾・つくしのフィッシュカツ」を食べてみた【徳島県おすすめ土産】