はじめに


みなさんは、美術家「フンデルトヴァッサー」をご存じでしょうか?
オーストリアを代表するアーティストで、建築家でもあります。
直線を嫌い、自然の曲線を大切にして作られた建築は、あのジブリも参考にするほど。
今回は、彼が手がけた建築物をピックアップしてご紹介します。

ジブリも認めた!自然と共存する「フンデルトヴァッサー」の建物①フンデルトヴァッサーハウス


最初にご紹介するのが、オーストリアのウィーンからも少し離れた場所にある、「フンデルトヴァッサー・ハウス」です。

芸術家フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーは、直線を嫌い、自然と調和する曲線をアートや建築に生かそうと試みました。

そのため、こちらのフンデルトヴァッサー・ハウスは、都市と自然との共存がテーマになっているのです。

この場所には、戸建ての建物はほとんどなく、集合住宅ばかり。
そこでフンデルトヴァッサーは、「植物を屋上に植える」という発想を思いついたといいます。

◆Kunsthaus 15
住所:Weißgerberlände 14, 1030 Wien
電話番号:+43 1 7120497

ジブリも認めた!自然と共存する「フンデルトヴァッサー」の建物②カラフルで曲線を多用


こちらの建物も、フンデルトヴァッサー・ハウスです。

カラフルで、曲線が多様された外観は、まるでフリーハンドで描いたような面白さがありますね。
隣接する他の建物と比べると、やはり特異なオーラを感じます。

この曲線使いや色使いは、スタジオジブリの宮崎駿監督も大ファン♪
三鷹にある「ジブリ美術館」を造る際には、“フンデルトヴァッサーの建築のような芸術性を取り入れたい”と語ったほどなんだそうです♡

◆Hundertwasserhaus
住所:Kegelgasse 36-38, 1030 Wien

ジブリも認めた!自然と共存する「フンデルトヴァッサー」の建物③レグナー・バート・ブルーマウ


フンデルトヴァッサーが手がけた、ウィーン郊外にある「レグナー・バート・ブルーマウ」。
こちらはスティリアの温泉地区にあるスパホテルです。

このホテルにもフンデルトヴァッサーらしい曲線と色彩が多様されてますね。

人と自然と建築が見事に融合したこの建物は、まさに彼が目指した理想の形なのではないでしょうか。

ホテルは室内も可愛いくて素敵で、宿泊客から好評のようですよ。いつか泊まってみたいですね♡

◆Rogner Bad Blumau
住所:Bad Blumau 100, 8283
電話番号:+43 3383 5100

ジブリも認めた!自然と共存する「フンデルトヴァッサー」の建物④大阪市環境局舞州工場


実はフンデルトヴァッサーの建築は、日本にもあります。
大阪府にある「大阪市環境局舞州工場」がそうなのです。

この建築は、エコロジーと科学技術との融合を象徴する建物となっています。
現在でも、多くのファンが見学に訪れる人気スポットですよ。

◆大阪市環境局舞州工場
住所:大阪府大阪市此花区北港白津1-2-48
電話番号:06-6630-3353
時間:10:00~、13:00~、15:00~
各1時間〜1時間30分程度の見学時間
見学料金:無料
見学日:月曜日~土曜日

おわりに


スタジオジブリまでもが参考にするという、フンデルトヴァッサーが手がけた建物をご紹介しました。
まずは、大阪府の工場から見学しに行ってみませんか?
スタジオジブリファンも必見の、自然との調和を織り成す名建築。ぜひ一度、実物を見に行きましょう!




情報提供元: 旅色プラス