はじめに


大分県には、世にも珍しい水中に沈む鍾乳洞があるんです♪
その中を歩いて観光できるなんてこと、想像できますか?
今回は、大分県の「稲積水中鍾乳洞」観光についての情報をピックアップしていきます!

およそ3億年前に形成された古生代の産物


大分県で幻想的すぎると話題の観光スポット「稲積水中鍾乳洞」は、豊後大野市にある水中鍾乳洞です。

世界的にも珍しい水中鍾乳洞は、観るだけでなく、歩いても楽しめる「稲積水中鍾乳洞」の中は、一年中、気温が16℃に保たれているので、夏はひんやりと気持ちよく、冬はほんのりとした温かさがあります。

およそ3億年前の古生代に形成されながら、30万年前に起こった阿蘇火山大噴火によって水没し、現在の形を形成したといわれているんです。

「稲積水中鍾乳洞」内部は、千変万化の美しさ


青の洞窟のように彩られた「稲積水中鍾乳洞」には、水中鍾石や珊瑚石、ベルホール、ヘリクタイトといった、美しい鐘乳石が無数に存在します。

また、水深40mを超える深渕、未だ未知の鍾乳洞奥からは、清流が自然と湧き出ているそうです。

大分県の観光名所として人気の「稲積水中鍾乳洞」は、自然が織りなす千変万化の美しさで、訪れる人たちを魅了しているのです。

「稲積水中鍾乳洞」の中の2つのルートを散策


水中にある鍾乳洞として有名な「稲積水中鍾乳洞」ですが、そのスケールは予想以上の広さがあるそうです!

全長は約1000m。
洞窟の出入り口を入ると、すぐに分岐点が現れます。

ルートは新生洞と水中洞に分かれてあり、それぞれのルートは300m程度です。

今現在も調査は続いているそうで、もしかすると鍾乳洞の総延長は、まだまだ長くなる可能性もあるようです!

「稲積水中鍾乳洞」は神秘の宝庫♪


大分県の観光名所「稲積水中鍾乳洞」の、おすすめの見どころは、水中洞の洞口、名残りの池、ベルホール、エメラルドの泉、示現の淵の5つのポイントです♪

水中洞の洞口は、別名「虹の滝」とも呼ばれ、落ちてくる滝に照らされてできる虹を、いつでも眺めることができるんです。

「名残りの池」は、新生洞を約3分の2ほど進んだ場所にあります。

「ベルホール」は名残りの池の真向かいにあり、天井から滴る水滴が湖面に模様を描く様が見学できますよ。
石灰岩の天井に、不思議なベルの渦巻き模様を見ることができるそうです。

「エメラルドの泉」は、その名の通り、エメラルド色をした泉です。
水中洞の奥の方にあり、その深緑に染まった泉には、思わず目を奪われます。

「示現の淵」は、水中洞の最深部に位置します。
淵の中には澄んだ水がたまり、清流が湧き出ていることが確認できます。

長い時間をかけて形を変え続ける鍾乳洞では、神秘的な散策ができますね♪

◆稲積水中鍾乳洞(いなづみすいちゅうしょうにゅうどう)
住所:大分県豊後大野市三重町大字中津留300番地
電話番号:0974-26-2468
営業時間:9:00~17:00
休館日:年中無休
入館料金:大人1200円、大学生1000円、中・高生800円、4歳~小学生600円

稲積水中鍾乳洞



おわりに


幻想的で神秘的。そんな言葉がよく似合う「稲積水中鍾乳洞」。
洞窟の中に入れば、30万年前の世界にタイムスリップした気持ちになります。
大分県観光を計画している人は、ぜひ「稲積水中鍾乳洞」も候補に挙げてみてくださいね♡
情報提供元: 旅色プラス