はじめに


大垣市の大垣駅前商店街にオープンした「masu café」は大垣の枡メーカー大橋器量が運営するカフェです。大垣市は実は国内生産量の80%を担う枡の生産地。そのことを知ってもらうとともに、枡の新しい使い方を提案してくれるカフェでもあります。

写真・文/各務ゆか

インテリアから器類に至るまで“枡づくし”


「masu café」があるのは大垣駅前商店街。JR大垣駅南口からも徒歩約5分というアクセスのよさなので、大垣観光に訪れた際にも立ち寄りやすいお店です。
「masu café」を運営する大橋器量は大垣市で枡の生産とその技術の伝承に力を注ぐ会社です。カフェの店内には、大橋器量の枡が所狭しとディスプレイされ、壁の装飾やテーブルなどいたるところに枡が使われています。
カフェで出されるメニューにはすべて枡が使われており、枡のカップソーサーやお皿に盛られて提供されるスイーツやドリンク類はSNS映えも抜群! インスタなどでも早速話題になっています。

地元のお店とコラボしたスイーツ類が魅力


スイーツ類は地元にゆかりのあるお店とコラボしたものが多いのも特徴です。例えば、「masu café」のために開発された岐阜県神戸町でお店を出している「低糖専門キッチン 源喜」とのコラボメニュー「源喜さんの低糖わらび餅風」は、わらびもち粉の代わりに米ピューレを使い、きなこには自然派甘味料のラカントを用いて低糖質を実現しています。
低糖質ですが、枡枠から外してももっちりとした弾力性で食べ応えがあるので満足できること間違いなしです。
大垣市で素材と手作りにこだわったチーズケーキを作る「チーズケーキプリンセス」の人気メニュー「花よりダンジュ」もおすすめです。本店でも大橋器量の枡に入ってレアチーズケーキが提供されるのですが、ここ「masu café」限定で、オリジナルのカラフルなデザインが施された枡でいただくことができます。
「masu café」でいただけるのはスイーツだけではありません。枡といえば日本酒! ということで、地元の日本酒も味わえます。おすすめは、いずれも大垣市の酒蔵である三輪酒造の「白川郷」、渡辺酒造醸の「白雪姫」、武内酒造の「大垣城」を飲み比べできるセット。枡から香るヒノキの香りをお酒と共に感じることができます。

ポール・スミスも惚れた大垣の枡


大橋器量の木枡には様々なラインナップがありますが、特に有名なのはニューヨークのファッションブランド「ポール・スミス」でも販売されている「カラー枡」です。こうしたオリジナルの枡は店内で購入することもできます。
また2019年5月15日より『ゴジラ』65 周年記念のコラボ商品「ゴマス」も販売が開始されています。「ゴマス」は取っ手付き枡と枡(中)、枡(小)の3点セット。入れ子状に収納でき、収納時には上から見ると「ゴジラ」の「ゴ」の字が現れるユニークな商品です。限定品なので、お買い物の際はお早めにどうぞ!

◆masu café(枡カフェ)
住所:岐阜県大垣市東外側町2-9 広瀬第二ビル1F
電話:090-9898-5468
時間:10:00~18:00(日~火・木)、10:00~19:00(金・土)
休み:水曜、第2・4日曜


「masu café(枡カフェ)」公式ページはこちら




情報提供元: 旅色プラス