はじめに


"グランピング"という言葉がトレンドとなり、新たなキャンプブーム到来の予感……。今までは家族や男性の友人に連れられて行ったことはあるけど、そろそろ自分でチャレンジしてみたいと考えているアクティブな女子もいるのでは。でも「道具は何から揃えれば…」というビギナーのために、今人気のお洒落アウトドアメーカー、スノーピークのキャンプ達人を突撃。揃えるべきギアからキャンプの醍醐味まで、キャンプにまつわるエトセトラをレクチャー!

Q1. キャンプビギナーが揃えるべき道具は?


日本が世界に誇るアウトドアメーカー、スノーピーク。新潟県三条市で生まれ、燕三条の職人技に裏打ちされたハイエンドなキャンプギアのほか、アパレルにおいてもそのファッション性から今、注目を集めています。

プレス担当の山田昭一さんは【①守る②寝る③灯す④食べる/くつろぐ⑤作る⑥暖まる】という6つの項目に分けて、最低限揃えたいキャンプ用品を教えてくれました。

まず、【①守る】はテントやタープのこと。「テントはもちろん寝床として必須ですが、意外と初心者が見落としがちなのがタープ。大自然の中では急に悪天候になることもあるので、雨が降ったときの雨よけ、そして夏の熱い陽射しを遮る屋根としても必要ですね。【②寝る】はもちろんシェラフ(寝袋)。例えば、『夏だしテントの中なら大丈夫!』と甘くみてると、夜中は急に冷えたりします。特に山間部だと昼夜の寒暖差が激しいので、必ずオールシーズン持参したいですね」。

夜になると【③灯す】のランタンが不可欠だそう。「キャンプ場は真っ暗な場合もあるので、テント内を灯すLEDランタンとリビングスペースを照らすガスランタンの最低2つは揃えておきたいです」。またキャンプでは開放感のある大自然の中、自分たちで料理を作って食べるのも楽しみのひとつ。となると必要になってくるのが、【④食べる/くつろぐ】ためのテーブル、イス、カトラリーと【⑤作る】ためのバーナーや包丁です。「仲間と一緒に食べたり、談笑したり、寛いだりと、家と一緒でいちばん長い時間滞在しているリビングスペースは、キャンプでも必ずきちんとした空間を作りたいですね」。最後に【⑥暖まる】は焚火台。「直火はフィールドにダメージを与えてしまうので焚火台は用意しましょう。寒い時の焚火用かつ調理用に」とのことです。

Q2. スノーピークの中でとくにおすすめのキャンプ道具は?



最低限揃えたいキャンプ用品がわかったところで、スノーピークの中でとくにおすすめの商品を聞いてみました。プレス担当の山田さんが挙げてくれたのが、「アメニティードーム」(写真上)と「焚火台」(写真下)です。

「アメニティードーム」は”初めてキャンプする人に、最高の幸せを”という謡い文句で、長年ベストセラーとなっているテントです。「フレームは色分けされたりと、誰にでも設営しやすくなっているので初心者におすすめ。風からのダメージを受けにくいように地上高は低く設定されていながらも、寝室の形状に丸みを帯びさせることで居住空間は窮屈さを感じさせない作りになっているんです」。S、M、Lとサイズがあるので、利用人数に合わせてチョイスしてみて。

アメニティドームのほかにスノーピークのキャンプギアといえば、やっぱり「焚火台」。「焚火台」は4枚の三角パネルを連結したシンプルな構造ながら、長年利用しても修理の必要がないほどタフなのが自慢。先ほど山田さんが「寒い時の焚火用かつ調理用に」というように多用途なのもいいですね。夜、焚火を眺めながら友人と語り合うのも最高!

Q.3 これもあると便利。そんなオプション的なキャンプ道具を教えて


大自然に囲まれて、食後や寝起きなどに淹れたてのコーヒーを飲むなんて贅沢もしたいですよね。そこで山田さんが挙げてくれたのが「ドリッパー」もしくは「パーコレーター」です。「フォールディングコーヒードリッパー 『焚火台型』」(写真)はスノーピークの人気商品である焚火台を模したドリッパーで市販のペーパーフィルターが使えて便利。熱々にこだわる本格派なら「ステンパーコレーター 6カップ」をぜひ。

また、せっかく立派なテントを立てても、周りがゴミだらけになっては幻滅……。そこで、ゴミ袋だけでなくゴミ箱「ガビングキューブ」も持参したいところと山田さん。「ゴミ持ち帰りのキャンプ場が多い点と、自分のキャンプサイトの景観維持にも役立ちますよ」。当たり前のことかもしれませんが、自然の中でゴミを散らかさないというのもキャンパーの大切なマナーなんです。

Q.4 初心者に「これだけはゼッタイ注意して」というと?


まっさきに山田さんが答えてくれたのがテントなど幕体の立て方です。「一番多いのが、間違ったテントへの認識によるテント破損事故です。正しく立てないとテント本来の機能が発揮されず、浸水、フレーム破損、風に飛ばされるなどの事故が起きます」。最高の道具を揃えれば最高のキャンプができるってもんじゃないですよね。道具の利用法を誤るととんでもない事故になりかねないんです。「それを防ぐために弊社では購入検討時及びお買い上げ後でも設営講習をしています」。しっかりと設営方法を勉強したうえでキャンプにのぞみましょう。

Q.5 つまるところ「キャンプの醍醐味」って何でしょう?


キャンプビギナーのためのレクチャーをしてもらったところで、最後にキャンプに魅了される人が後を絶たない理由について聞いてみました。

「自然の中にいると五感が研ぎ澄まされ、目の前にあることに無心になれる点です。普段は見落としがちな風景や虫の活動、川のせせらぎ、これらすべてが時間が止まっているかのような感覚にさせてくれます。そんな中で気の知れた仲間や家族で過ごせるのは最高に幸せな時間です。ギアやアクティビティーなど楽しみ方はいろいろありますが、つまるところ、自然と人、人と人、これにつきますね」。

日常味わうことができない"自然と人、人と人"との出合い。大自然の中で最高の時間を過ごしに、今年は道具を揃えてキャンプへ出かけてみませんか?

でも道具は揃えるのはまだちょっと……という人にはスノーピークが運営するキャンプフィールドへ。豊かな自然環境が待ち受けているのはもちろんのこと、キャンプギアのレンタル品が豊富で、トイレや電源などインフラも整っていますよ。


◆スノーピーク ヘッドクウォーター キャンプフィールド
住所:新潟県三条市中野原456
電話番号:0256-41-2500(9:00~19:00)
営業時間:ショップ9:00~19:00
定休日:年中無休
利用料金:<宿泊>大人1,389円、子ども 463円(9:00~翌12:00)
<日帰り>大人463円、子ども278円(9:00~日没)

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情報提供元: 旅色プラス