はじめに


ローカルな雰囲気を色濃く残す下町、萬華区。縁結びの神様・月下老人を尋ねる人がたえない「龍山寺」、薬草のお店が立ち並ぶ「青草巷」、古い市場を活用した文化施設「新富町文化市場」……次々に拓かれていく台北にあって、昔ながらの商店や建物がまだまだ残る“オールド台北”、その最後の砦ともいえる街に、昨年8月にオープンしたホテルがここ「凱達大飯店(シーザー メトロ タイペイ)」です。いにしえの風情をたっぷり楽しみたいけれど、クリーンなホテルに泊まりたい……そんな旅を望む人は要チェックです。

台鉄「萬華駅」直結、MRT龍山寺徒歩3分の好立地


台湾鉄道の萬華駅に直結する30階建ての「ツインタワーズ台北」。萬華区の新しいランドマークとなったこの建物こそが、「凱達大飯店」です。ホテルは8階からの高層階あり、室数はなん745。台湾で二番目に大きいホテルとしても注目を集めています。

開放感溢れるエントランスは、独創的な絵画に注目


 

広々と抜け感のあるエントランスホールには、オーロラを彷彿とさせるいくつものシャンデリアが。壁面には、台湾人画家による斬新な色使いの山海風景、台湾特有の美鳥・やまむすめや花々の画が飾られ、台湾の自然美をアーティスティックにアピール。贅沢な空間づかいに、滞在への期待感が高まります。

見晴らし抜群!部屋のテイストは3種類


 

 

気になるお部屋は、階層によってテイスト分けがされているのが特徴。8〜16階が古木と鉄を融合させたライトなインダストリアル調、17〜25階がシャンデリアと赤を効かせた色づかいでおしゃれにまとめたラグジュアリースタイル、26〜30階がシックな色みで落ち着いた雰囲気のモダン調。全室とも窓があり、さまざまな表情を持つ台北の街並が見渡せます。

全室にバスタブ、洗浄器つきトイレを完備




ベッドは全世界の一流ホテルで採用されている、全米売り上げNo.1ブランドSerta(サータ)社のマットレス。旅の疲れを癒す、快適な睡眠が得られるはず。
また、全室にバスタブと温水洗浄トイレ、マイナスイオンドライヤーを配しているのも日本人には嬉しい限り。もちろん無料Wi-Fもi完備しています。

多国籍ビュッフェで元気をチャージ






台北の街に繰り出す際の最寄りのMRT(地下鉄)駅は、龍山寺駅。この辺りには、古早味と呼ばれる懐かしの軽食&甘味処がたくさん。ただ、初心者には少々敷居が高いお店もチラホラ……。何より、こだわりの食材を使ったホテルの食事をパスしてしまうのは、もったいないというもの。散策の前に、まずはホテルで腹ごしらえをしてはいかが?

例えば、5階にある「百宴」は、台湾をはじめとした多国籍料理のビュッフェを提供しています。品数の多さが好評で、旅行中に不足しがちな野菜類は、こちらのオーガニック野菜のサラダなどでチャージして。出来立てのデザート&スイーツも必食です。

本格中華は、看板メニューをぜひ


 

3階には、上海&広東料理、香港式飲茶のレストラン「家宴中餐廳」が。台湾で最もホットな新聞『蘋果日報』の2017年のランキングでのW受賞した「凱達脆皮烤豬腳」(豚モモのロースト)、「麥片金沙大鮮蝦」(海老のクリスピーフライ)はマストオーダーといえるメニュー。どちらも、パリパリの皮と歯ごたえあるメイン食材とのコントラストが絶妙です。

隙間時間の軽食や一日の締めくくりは、このバーで


また「Bar 98」は、10時から24時まで営業。定番のお酒からカクテル、軽食まで楽しめます。外に出るのはちょっと億劫……というときなどは、木製プレートで提供されるハンバーガーなどで空腹を満たすのがよさそう。

おわりに


湯船に浸かって疲れを癒し、クリーンなベッドでぐっすり眠り、新鮮野菜で元気をチャージして、フットワーク良く街歩き。「凱達大飯店」は、そんな旅を叶えてくれるホテルです。コスパの良さも好評です。続々と新しいホテルがオープンする台北、定宿がある人も、新しい扉を開けてみる価値大!


◆凱達大飯店
住所:台灣台北市萬華區艋舺大道167號
電話番号:+886-2-2306-6777

情報提供元: 旅色プラス