はじめに


京都府にある南丹市美山町は、日本昔話に出てくるような日本の原風景が広がっているエリアです。かやぶき屋根や緑濃い森、色づく紅葉、清流に癒される旅に出ませんか?

写真提供:(一社)南丹市美山観光まちづくり協会

京都にある美山町の美景スポット「かやぶきの里」


日本の原風景が残る「南丹市美山町」。知井地区にある集落では、50戸のうち38棟がかやぶき屋根の家という、昔ながらの風景が広がっています。ここ一帯は「かやぶきの里」と呼ばれ、美山を代表するスポットでもあります。

歴史的景観の保存度への評価も高く、1993年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定。まさに、日本昔話に出てくるような懐かしい景観に出合える場所なんです。

パワースポット巡りは「稲森神社」と「知井八幡神社」へ


美山はパワースポット巡りも楽しい場所。今回ご紹介する「稲森神社」は隠れたパワースポットとして、「知井八幡神社」は旅の神様と恋の神様が祀られている美山随一のパワースポットとして知られています。

美山で最も古い神社である「稲森神社」には、鳥居の隣に地下水が湧き出る泉があり、辺り一帯に神秘的な雰囲気が漂っています。深呼吸をして、パワーを身体いっぱいに感じてみてください。
一方、知井八幡神社は美山町を代表する神社であり、旅の神様と恋の神様を祀っています。境内には2本の杉が仲良く立ち並ぶ様子から「結の杉」と呼ばれている杉があり、こちらも合わせて訪れたいところ。

かやぶきの里のはずれの高台にあるので、ここから集落を一望できるビュースポットでもあります。神社に参拝したあとは、かやぶき屋根が連なる様子を眺めるのがおすすめ。昔ながらの農村風景に、ほっと心も和むでしょう。

「美山語り部ウォーク」で美山の美景を見に行こう


日本の原風景が広がる美山町ですが、町の成り立ちや人々の暮らしを詳しく知りたいなら語り部と一緒に美山を散策する「美山語り部ウォーク」に参加してみてはいかがでしょうか。
こちらは10月14日から11月までの毎週土曜日に開催されるイベントで、鯖街道の歴史やかやぶき屋根の仕組み、美山の隠れたパワースポットや絶景スポットをガイドしてもらいながら美山を散策できます。
個人的に散策するのもいいですが、特製のお弁当が用意され、普段は入れない「知井八幡神社」の縁側で食事ができるという特別な体験ができます。
4月と5月に開催されたモニターツアーでは、語り部さんの思いがこもった案内が魅力的だったと好評だったそう。
おでかけする際は、12月1日まで運行している「園部・美山周遊バス」を利用するのが便利。JR京都駅、またはJR園部駅から「美山語り部ウォーク」の集合場所である「自然文化村」までの直通便となっています。

いつもの京都観光にマンネリを感じていたら、新しい京都の魅力に触れられる美山町へ訪れてみてはいかがでしょうか。


◆秋のかやぶきの里をあるく「美山語り部ウォーク」
会期:10月14日から11月までの毎週土曜日
場所:美山町自然文化村集合(京都府南丹市美山町中下向56)
時間:11:40出発~14:00解散
料金:5,000円
注意事項:少雨決行。3日前までに要予約。最少催行人数8名、定員20名。
問合せ・申込み:一般社団法人南丹市美山観光まちづくり協会
電話:0771-75-9030(8:30~17:00水曜定休)
メール:info@kyoto-miyama.jp

秋のかやぶきの里をあるく「美山語り部ウォーク」



おわりに


日本昔話のような、懐かしい風景に出合える美山町は、散策するのにぴったりの観光スポットです。秋の休日は、文化的で健康的な美山語り部ウォークに参加してみてはいかがですか?



情報提供元: 旅色プラス