はじめに


シャキシャキで瑞々しい食感が美味しい「水菜」♡
サラダに鍋物に大活躍の野菜ですが、家庭でも簡単に育てることができます。
今回は、その育て方とコツをご紹介します♪

簡単!家庭菜園で水菜を育てる方法とコツ▶︎品種と栽培法


「水菜」は、京菜とも呼ばれる、京都で古くから栽培されてきた野菜です。
小株採りに向く品種と大株採りに向く品種があり、さらに水菜の変種として葉の切れ込みがなく平らな壬生菜(みぶな)などがあります。

家庭菜園におすすめの品種は、小株採りに向く「京みぞれ」、大株採りに向く「白茎千筋京水菜」などです。

小株採りはサラダに、大株採りは鍋物などにおすすめです。
どの品種も問題なく育つので、お好みで種を選んでくださいね。

水菜は周年栽培が可能ですが、初心者の方は春や秋に種をまくと育てやすいでしょう。
栽培期間が長くなりますが、もっとも味が良くなるのは冬季栽培です。

プランターで育てられるので、家庭菜園初心者でも失敗しにくい野菜でもあります。

簡単!家庭菜園で水菜を育てる方法とコツ▶︎種まき


まずプランターを用意します。どんなものでもOKですが、標準サイズのプランターなら小株で10株、大株で3~5株育てることができます。

鉢底ネットと鉢底石を敷き、野菜用培養土を上から3~5cmの高さまで入れます。
条間を10~15cmあけ、小株ならすじ状のまき溝を作って種蒔きする「すじまき」を1cm間隔で行い、大株の場合は株間10cmをとり、1箇所あたり7~8粒まきます。

土を軽くかぶせ、手で少し押さえたら、たっぷり水やりをしましょう。
発芽するまでの間は、乾燥しないように新聞紙をかぶせておくといいですよ。

水菜は乾燥にとても弱いので、水を切らさないようにするのが栽培のコツです。

簡単!家庭菜園で水菜を育てる方法とコツ▶︎害虫対策・管理


アブラナ科である水菜は、虫の付きやすい野菜です。
発生しやすい虫は、アブラムシ、ヨトウムシ、コナガ、アオムシなどで、種まき~収穫直前までは、防虫ネットをかぶせておきましょう。

また毎日葉の裏などをチェックし、虫を見つけたらすぐに駆除するように心がけます。

種まき後の管理は次のようにするといいでしょう。

土表面が乾いたら、たっぷり水やりをします。乾燥に弱いため、冬の間も水やりを忘れないようにしましょう。

小株でも大株でも間引きが必要なため、小株は発芽が揃ったら2~3cm間隔になるように間引きし、本葉が4~5枚になったら5cm間隔になるように間引きします。

大株は本葉が1~2枚になったら1箇所3本になるように間引きし、本葉が3~4枚になったら1箇所2本になるように間引き。本葉が6~7枚になったら1箇所1本になるように間引きします。

簡単!家庭菜園で水菜を育てる方法とコツ▶︎収穫


春まきした水菜は60日前後、秋まきした水菜は90~120日経つと収穫時期です。
水菜は育つとどんどん葉が固くなるので、サラダなどに使う場合は早めに収穫します。

小株採りは草丈が20cmになったら、大株採りは12~1月頃に、株が張り出してきたころが収穫適期となります。

小株は根元近くの茎を切り取って収穫します。
その後液肥を与えると、株分かれして大株に育ちますよ。

使う用途や量に合わせて、上手に収穫して水菜を楽しみましょう♪

おわりに


今回は、水菜の育て方とコツをご紹介しました。
家庭菜園の採れたての水菜、いろいろな料理に使ってたくさん味わいたいですね!
ぜひ一度育ててみてはいかがでしょうか?♡
情報提供元: 旅色プラス