はじめに


日本の主要都市からの直行便が整ったことで、来訪者が増加中の高雄。近年のリノベーションブーム以降、カルチャースポットや前衛的な建物が続々と誕生するなど、アーティスティックな活気溢れる街です。そんな高雄に、エキサイティングなデザイナーズホテルがオープン。ミシュランガイド東京で一つ星を獲得した鉄板料理の「うかい亭」を擁することでも話題の「晶英國際行館 Silks Club」を紹介します。

人気のベイエリアに建つ、唯一無二のデザイナーズホテル。


「晶英國際行館 Silks Club」は、総合再開発地区のアジア・ニュー・ベイエリアにあり、徒歩10分圏内に高雄市立図書館、高雄展覧館といった緑豊かな文化施設が多数。また、観光に便利なライトレールは、高雄展覧館駅と軟体園区駅の2駅が利用でき、共に徒歩10分。路面電車に揺られながら、港町の風景をのぞむ旅が楽しめます。ライトレールの沿線には、倉庫街をリノベーションした文化村「駁二藝術特區」をはじめ、人気スポットが目白押し。途中下車の旅は、いくら時間があっても足りないほどです。

生命体のように躍動する球体の4Dアートがお出迎え。


芸術の街にふさわしく、ホテル「晶英國際行館 Silks Club」もアートのある空間がコンセプト。シンプルかつスタイリッシュなデザインを通して、世界各国から訪れたゲストを知られざる楽園にいざなう……そんなひとときを提供しています。その象徴ともいえるのが、一階のエントランスにある「舞動的粒子(Dancing Particles)」という名の4Dアート。テクノロジーと工芸を結合させた作品群で知られるドイツの気鋭のアートグループ「Art+Com」が、このホテルのために、高雄の街にインスピレーションを得た4Dアートを完成させました。30分ごとにテーマを変えながら、プールの上を168個の金色のボールが躍動し、虚実が交錯する不思議な曲線を描き出す……生命体とみまがうボールの動きを追ううち、その世界感に引込まれていく仕掛けは圧巻。鑑賞者のイマジネーションをどこまでも掻き立てます。

快適さを追求した室内、非日常感あふれるバスルーム。



全館がエグゼクティブ仕様で、客室は10タイプ全147。南アフリカから輸入したアンゴラローズ大理石、北米産のオーク材のフローリングなど、高級建材をふんだんに使い、豪華な別荘を思わせる内装で気分は上々。また、各部屋に25cmもの防音壁を採用しているので、室内は静寂そのもの。街の喧噪を忘れ、落ち着いた滞在が可能です。室内は名だたるブランドの調度品でととのえられていて、一番コンパクトな御典侶驛(デラックス・キング)にも、イタリアのファロモ社製のキングサイズのベッドを設置。特筆すべきは、高雄の街並をのぞむ窓辺のバスルーム。夜景を眺めながらのバスタイムは、非日常感満点です。

東京の星つきレストランの味を高雄で再現。


そして、ホテルの魅力をさらに高めているのが、鉄板焼レストラン「うかい亭 高雄」の存在。『ミシュランガイド東京』で7年連続で星を獲得している人気店の海外1号店は、2階に鉄板焼、3階にグリルレストランという構成で、多くのゲストの期待に応えています。鉄板焼のフロアには、銀座店にある長いアーチ状の鉄板を再現。ズラリと連なる18席に加え、3つの個室を設けています。

VVIPルームを貸し切って、美食三昧のパーティを催しても。



グループで訪れるなら、秘密のドアの先にある超VIPルームを利用するのも。こちらでは料理人の仕事ぶりが見られるガラス張りのキッチンを構えていて、ケータリング感覚のゴージャスなパーティが楽しめます。

山田錦を磨いて造る名酒「獺祭」が勢揃い。


2階には、日本の名酒「獺祭DASSAI」がいただける旭酒造のバー「獺祭酒吧」を誘致。海外1号店となるこのバーでは、国際的に評価されている「獺祭 磨き二割三分」をはじめとする大吟醸「獺祭 磨き」シリーズ、「獺祭 遠心分離」、「獺祭 発泡スパークリング」シリーズ、さらには最高級ラインの「獺祭 磨き その先へ」まで取り揃え、手間隙かけて造られる日本酒の奥深さを広く発信しています。

おわりに


現在、「晶英國際行館 Silks Club」では、2019年4月末までの「春遊高雄」キャンペーンを実施中。公式ホームページの該当欄から予約をすると、平日の御典侶驛(デラックス・キング)が6800元からの優待価格で宿泊できます。さらに、ベンツの専用車による新幹線(高鐵)左營駅からホテル間の送迎サービスも付随。また、連泊すると2泊目は5%引きで一層お得です。台湾一を標榜する話題のホテルでの高雄滞在を、この機会にぜひ。

◆晶英國際行館Silks Club
住所:高雄市前鎮區中山二路199號
電話:+886-7-973-0111
※10歳未満のお子様は利用できません(全館貸し切りの場合を除く)。
情報提供元: 旅色プラス