那覇バスターミナルを管理する第一交通産業は、多言語AI案内サービス「おしゃべり案内板」と「多言語・路線バス乗り換え検索ロボット」を、同ターミナルに導入した。



「おしゃべり掲示板」は、モバイルクリエイト、NTTドコモ九州支社と共同で導入する。案内スタッフの稼働削減、多言語(日本語、英語、中国語、韓国語)での案内によるインバウンド対応を支援することができる。那覇バスターミナルは、特にアジア圏からの観光客が多く、市内や県内各観光スポットへ移動するための交通拠点でもあることから「おしゃべり案内板」を設置することで、インバウンド対応効果や案内所スタッフの稼働削減に向けた機能検証を実施する。利用者との対話は、3DCGのSayaが行う。



また、今回新たに防災用サイネージとしても利用可能な災害情報表示機能を追加し、万一災害が発生した場合には、地方自治体等から配信される「Lアラート」からの災害関連情報を強制的に多言語対応した情報(地震、津波、大雨情報、避難指示、避難勧告等)画面へ切替えることを可能とした。第一交通産業、モバイルクリエイト、ドコモの3社は、本実証実験の結果を踏まえて、2019年度中の「おしゃべり案内板」の商用化を目指すとしている。





また、第一交通産業とciRoboticsは、音声とタッチパネル操作による受付対応が可能な「多言語対応・路線バス乗り換え検索ロボット」を開発した。那覇バスターミナル1F待合室に設置し、案内所スタッフとロボットの連携による働き方の効率化とインバウンド対応の強化を目指すとしている。



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情報提供元: Traicy
記事名:「 那覇バスターミナル、多言語対応ロボットや案内板を導入 訪日外国人対応