カーナビアプリは使用するたびに通信で情報を取得するため、「いつでも最新の地図が使える」というのもアピールポイント。それならば新たな道路の開通日、遅くとも開通翌日には新しく道路が表示されて当然では?と思う人も少なくないだろう……。




REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki)

ほとんどのアプリは“即日反映”ではなかった

 昨日、3月22日16時に東名高速の横浜青葉JCTと第三京浜横浜港北JCTを結ぶ「首都高速 横浜北西線」が開通した。




 そこで「最新地図が使える」ことが特徴でもあるスマホアプリの地図が開通タイミングに合わせてに更新されているのか?をチェックしてみた。確認を行ったのはiPhoneに対応している代表的な以下の8種類のカーナビアプリだ。

■Apple純正マップ


■Googleマップ


■Yahoo!カーナビ


■MapFan


■カーナビタイム


■LINEカーナビ


■TCスマホナビ


■PSRナビ

 これらスマホアプリは使用する都度、地図をダウンロード(MapFanのオフライン使用を除く)するため、サーバー側に最新の地図が用意されていれば地図画面に「首都高速 横浜北西線」が現れるはずなのだが、開通翌日(3月23日)朝9時の時点で表示できたのは「カーナビタイム」と「PSRナビ」の2種類だった。ちなみにこの2種類はデータベースが同じで、カーナビタイムは有料、PSRナビは損保ジャパン日本興亜の契約者向け(どちらも基本機能だけの使用は無料)となっている。有料ならではの信頼性、安心感の高さといえるだろう。




 もう一歩というか、少し“変”だったのは「Yahoo!カーナビ」と「TCスマホナビ」。「Yahoo!カーナビ」では400mスケール以上でしか道路が表示されず、200mスケール以下では道路が無いのに渋滞情報だけを表示。また、「TCスマホナビ」では70mスケール以下でしか道路が表示されず、80mスケール以上では道路が点線(開通予定の意味)で表示される。つまり更新途中あるいはバグが発生しているような不完全な状態での公開が行われていたのだ。ただしYahoo!カーナビはID(無料で発行)さえあれば無料でフル機能が使え、TCスマホナビも無料でほとんどの機能が使えるのだから文句は言えないところ。もちろん数日中にはデータの修正が行われるだろう。、




 そしてデフォルトで使用している人が多い「Apple純正マップ」と「Googleマップ」の更新スピードが遅いのは無料とはいえ残念。有料機能を備えている「MapFan」、トヨタが純正ディスプレイオーディオとの組み合わせを勧めている「LINEカーナビ」も更新が手つかずなのは気になるところだ。

■Apple純正マップ

■Googleマップ

■Yahoo!カーナビ

■MapFan

■カーナビタイム

■LINEカーナビ

■TCスマホナビ

■PSRナビ

情報提供元: MotorFan
記事名:「 首都高速 横浜北西線が開通!カーナビアプリ8社の地図更新タイミングを調べてみた。【CAR MONO図鑑】