1月28日、フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、昨年11月に日本導入を発表したフォルクスワーゲン最小SUV「T-クロス」を発売した。まず設定されるのは導入を記念した特別仕様車2モデルで、税込車両価格は「T-クロスTSI 1st(ファースト)」が299万9000円、「T-クロスTSI 1st Plus(ファーストプラス)」が335万9000円だ。

発表から2カ月で1800台以上の予約を受注

 「T-クロス」のボディサイズは全長4115×全幅1760×全高1580mmで、ホイールベースは255mm。狭い道でも扱いやすいコンパクトなボディながら広々とした居住性に加えて、クラストップレベルの広い荷室(455〜1281L)を備え、高い実用性を誇る。最小回転半径は5.1mと、狭い場所でも取り回しやすい。リヤシートは最大140mmの前後スライド機構が備わり、キャビンのレイアウトや荷室容量を変化させることが可能だ。

 パワートレインは116psと200Nmを発揮する1.0L直列3気筒ターボエンジンと7速DCT(DSG)との組み合わせで、前輪を駆動。軽快かつ俊敏な走りを実現する一方で、WLTCモード燃費は16.9km/Lをマークする。

 導入記念特別仕様車「T-Cross TSI 1st」「T-Cross TSI 1st Plus」には、先行車を完全停止状態まで自動追従して走行するアダプティブクルーズコントロール"ACC" (全車速追従機能付)や駐車支援システム”パークアシスト"、プリクラッシュブレーキシステム”フロントアシスト"(歩行者検知対応シティエマージェンシーブレーキ機能付)、車両後方の死角を監視しドライバーに警告を発するブラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)などを特別に標準装備。

 快適性では、ナビゲーション機能やオーディオシステムに加え、コネクテッドカーとしての機能を有するフォルクスワーゲン純正インフォテイメントシステム”ディスカバープロ"や、ケーブルに接続せずにスマートフォンを充電できるスマートフォンワイヤレスチャージングなどを特別に標準装備している。

 また「T-Cross TSI 1st Plus」では、内外装のカラーを個性的に彩る3 色のデザインパッケージ(ブラック/オレンジ/グリーン)を標準設定とし、ドアミラーやアルミホイールに加えてインテリアも3色の中から選択できる。デザインパッケージとの組み合わせによって、全21バリエ―ションのなかから、好みの1台が選べるようになっている。

 ちなみに「T-クロス」は昨年11月末の発表後、全国のフォルクスワーゲン正規ディーラーにて実車を展示する“T-クロス全国キャラバン”を開催。多くの来場者から「使い易いボディサイズ」や「クラストップレベルの荷室容量」、多彩な「カラーバリエーション」などで高い評価を獲得。発表から2カ月で発売前にも関わらず1800台を超える予約を受注している。



●フォルクスワーゲン公式ウェブサイト「T-クロス」スペシャルページ
情報提供元: MotorFan
記事名:「 フォルクスワーゲンの最小SUV「T-クロス」が販売開始! 導入記念特別仕様車2モデルを設定。税込299万9000円から