昨年5月、埼玉県警が速度違反自動取締装置、いわゆる固定式オービスの設置工事委託業務の入札を告示したことは、すでに当コーナーでお伝えしたが、その時点ではもちろん、設置場所は不明、「一体、どこに?」と調査を進めていたが、なんと、この正月明け、関越自動車道についに姿を現したという情報が飛び込んできた!

ネライは1車線(追い越し車線)のみ! 移動オービス出現の可能性もあり!?

1枚目の警告板は、2.2km手前の57.5KPに出現!
2枚目は1.2km手前の58.5KPに!


☆新設オービスDATA


場所:埼玉県


道路:関越自動車道


キロポスト:59.7KP


方向:下り


機種:LHシステム


速度計測方法:ループコイル式


制限速度:100km/h
すでに撤去されたが、数年前まで同じ場所にあったHシステムは、3車線対応だったのだ。

 ピッカピカのLHシステムが設置されたのは、関越自動車道59.7KP、花園ICから約4km先だ。意外なのは、3車線区間にも関わらず、端末(CCDカメラ&赤外線ストロボ)は1ユニットのみ。現時点では追い越し車線を狙っていると思われるが、それにしても、せめてもう1ユニット追加して(スペースはある)2車線を狙えば、取り締まり効率がそれなりにアップするはずなのに、なんだかもったいない気がするのは、当情報局だけだろうか。事実、数年前まで同じポイントに設置されていたHシステムは、3車線対応だったのだから。




 が、よく考えてみれば、昨年、2019年に3機新設された固定式オービスの内、2機(宮崎道/中央道)は同タイプ(1機は新L型/名神高速)、さらに東北自動車道下り14.3KPも同じく1車線狙いだ。以前は、特に高速道路では当たり前のように複数車線に対応していたのだが、もしかして最近の緊縮財政ブームのあおりを受けたのだろうか? なにしろ1ユニットの価格が3,000万円と言われているだけに、その可能性は高いと言えるのでは?




 とにかく、これでまた、警察の固定式オービスに対する方針が、コストパフォーマンス重視の方向に進んでいるということがより明らかになってきたというのは事実。今後はやはり、コストが安く、取り締まり効率の高い可搬式移動オービスが、より重宝されるようになるだろう。




※KP:キロポスト IC:インターチェンジ

オービス全般の話題は、こちらへ!
情報提供元: MotorFan
記事名:「 3車線なのに1車線ネライ! 関越自動車道にまたもや、緊縮財政型オービス(?)登場! やはり2020年は移動オービスの時代へ!