・月間登録台数 NO DATA


・現行型発表 16年2月(マイナーチェンジ 19年10月)


・WLTCモード燃費15.1km/l※「GLC 220d 4MATIC」




REPORT●山本 晋也(YAMAMOTO Shinya)


PHOTO●神村 聖(KAMIMURA Satoshi)


MODEL●林 あやの(HAYASHI Ayano)




※当記事は2019年11月発売の「2020年 国産&輸入SUV」に掲載されたものを転載したものです。

全長:4665mm 最小回転半径:5.6m

全幅:1900mm 全高:1645mm ミラー・トゥ・ミラー:2100mm
開口高:715mm


使えるラゲッジ、前後とも居住性に優れたパッケージを感じさせるシルエットだ。スポーティな雰囲気のクーペスタイルも用意されている。テールゲートはリモコンボタンのダブルクリックでも開閉することができる。

■主要諸元 GLC 220d 4MATIC


全長×全幅×全高(㎜) 4665×1900×1645


室内長×室内幅×室内高(㎜) ―


ホイールベース(㎜) 2875


トレッド(㎜) 前/後 1620/1650


最低地上高(㎜) 160


車両重量(㎏) 1950


エンジン種類 直列4気筒DOHCディーゼルターボ


総排気量(㏄) 1949


最高出力(kW[㎰]/rpm) 143[194]/3800


最大トルク(Nm[㎏m]/rpm) 400[40.8]/1600-2800


燃料タンク容量(ℓ) 66(軽油)


トランスミッション形式 9速AT


駆動方式 4WD


タイヤ・サイズ 前:235/55R19 後:255/50R19


最小回転半径(m) 5.6


WLTCモード燃費(㎞/ℓ) 15. 1


車両本体価格 690万円

先進安全装備

前方・側方・後方を検知するレーダーに加えて、前方を立体的に検知するステレオカメラを備えた先進安全装備は、もはや自動運転に近いレベルに仕上がっている。高速道路だけでなく、市街地でも車線検知を可能とした。

撮影車両データ

ボディカラー:ヒヤシンスレッド・メタリック


オプション装備:AMGライン(57万9000円)/レザーエクスクルーシブパッケージ(64万5000円)/パノラミックスライディングルーフ(17万6000円)/ステンレス製ランニングボード(13万8000円)/特別塗装色(20万3000円)

ボディカラー

※1は9万7000円高(「Mercedes-AMG GLC 63」系は無償)。 ※2は20万3000円高(「Mercedes-AMG GLC 63」系は11万7000円高)。

乗降性

〈前席〉ステップ高:470㎜ 助手席 シート高:670㎜
〈後席〉ステップ高:470㎜ シート高:700㎜


撮影車には純正アクセサリーの「ランニングボード」(地上高310㎜)が備わっているためハイヒールでも安心して乗り降りできる。体型によってはふくらはぎに干渉し、邪魔に感じるかもしれない。

インパネ

最新のメルセデスらしい流儀に則ったインパネ。すっきりとしたセンターコンソールは木目を感じさせる手触りとなっている。中央に置かれているのは10.25インチのデ ィスプレイでコマンダーでも画面タッチでも操作することができる。メーターは12.3インチのディスプレイタイプで、さまざまな表示に切り替えることができる。

前席



シート、ステアリングとも電動調整式なのはメルセデスらしい装備。シートは座面長も調整可能でしっかりと膝裏まで支えてくれる。車格もあって座面の幅そのものは広くはないが、全体で身体を支えてくれる。

後席



後席スペースは頭上、膝まわりとも十分に広く、座面長も余裕がある。全長は4.7m以下のボディだが、かなり快適な空間だ。ただし中央はフロアトンネルが張り出して足の置き場がなく、エマージェンシー的だ。

ラゲッジルーム

〈通常時〉奥行き:885㎜
〈後席格納時〉高さ:750㎜ 幅:1090㎜ 奥行き:1800㎜


後席使用時でも十分なラゲッジとなっているが、後席を格納すれば最大1600ℓのスペースが生まれる。フラットなフロアは前後長が1.5m近くあり、開口部が広いこともあって大きな荷物も積みやすい。さらにスイッチ操作によりエアサスを縮めることができ、開口高が675㎜まで下がるのもうれしい。

うれしい装備

「ハイ、メルセデス」と発声することで起動するMBUXは音声認識デバイスとして洗練されており、とても使いやすい。感覚的に空調設定や音量調整などが可能だ。

後席中央の背もたれには小物入れを兼ねた大型のアームレストが内蔵されている。格納式のドリンクホルダーはしっかりとボトル類をホールドしてくれる。

香りを漂わせる「パフュームアトマイザー」は前席リラクゼーション機能と併せてドライブの疲労を軽減してくれる。
ドアに置かれたシートの電動調整スイッチはメルセデスらしいUI。前席にはシートヒーターとベンチレーションが備わる。


センターコンソールのリッド内にスマートフォンを置くだけで充電できる。Qi規格のワイヤレス充電は全車に標準装備。
コマンダーの左側にダイナミクスコントロールと車高コントロールが可能なスイッチを置く。状況に応じた走りを選べる。


後席は4対2対4分割可倒式。ラゲッジ壁面のスイッチにより格納することが可能。車高調整スイッチも用意される。
パノラミックスライディングルーフは広い開口部が魅力。光を柔らかくするシェードは中央部分に格納されるタイプ。


〈TOPICS〉充電可能な燃料電池PHVモデルを発表

水素を燃料に発電し、その電気を動力とする燃料電池自動車でありながら、プラグを介して充電可能な世界初の燃料電池プラグインハイブリッド「GLC F-CELL」を発表。納車開始は2020年中頃を予定している。価格は1050万円。

〈ENGINE〉グレードは220dだが排気量は2.0ℓ

撮影車に搭載されるエンジンは、2.0ℓ直列4気筒クリーンディーゼル。驚くほど静粛性に優れたディーゼルに仕上がっており、エンジンフードを開けた状態でもカラカラ音はまったく聞こえないほど。排ガス処理にはアドブルー(尿素水溶液)を使い、排ガスの匂いも気にならないレベルだ。

バイヤーズガイド

Mercedes-AMG GLC 43 4MATIC
Mercedes-AMG GLC 43 4MATICクーペ


Mercedes-AMG GLC 63 4MATIC+

エントリーグレードの4気筒ディーゼル車でも安全装備やインフォテインメントは充実しており、これで十分と言える機能を持つ。基本的なメカニズムが共通のクーペボディも用意される。「GLC 220d」クーペの車両本体価格は721万円。

エントリーグレードの4気筒ディーゼル車でも安全装備やインフォテインメントは充実しており、これで十分と言える機能を持つ。基本的なメカニズムが共通のクーペボディも用意される。「GLC 220d」クーペの車両本体価格は721万円。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 〈メルセデス・ベンツGLC〉都会派なのに質実剛健【ひと目でわかる最新SUVの魅力】