イタリア・ミラノで開催されているEICMA 2019(11月7日~10日)。現地ショー会場から話題の情報をレポート。


REPORT●ケニー佐川(SAGAWA Kentaro)

 カワサキからは先日の東京モーターショーでアンベールされたZ H2の他、Z900、Z650、W800などの新型が登場。とりわけ注目を集めたのが今回ワールドプレミアムとして出展された「Ninja1000SX」(日本名:ニンジャ1000)だ。




 第四世代となる新型はより洗練されたスポーツツアラーとして進化した。オールLED化を含むスタイリングの刷新や新設計1本出しマフラーなどにより、高級感とともにスポーツイメージをより強く打ち出しているのが印象的。ZX-10Rを彷彿させるメガスポーツ的なシルエットにブラッシュアップされた感じだ。




 排気量1043ccの水冷直4エンジンや高剛性アルミフレーム、サスペンションやブレーキなどの足まわりについてのコメントはなかったが、電子スロットルによる電子クルーズコントロールやスムーズな加速を実現するアップ&ダウン対応のクイックシフターを追加。IMUによるコーナリングABSやトラコンを含む姿勢制御システム、新たに4つのライディングモードを揃えた最新の「KCMF」を搭載して走りもスポーティに。新たにBSの最新スポーツタイヤS22がOE装着された。




 また、4段階調整式スクリーンや快適性を向上したシートも投入するなどツーリング性能も向上。コネクティッド機能付きの新型TFTカラーディスプレイも採用されるなど元々のオールラウンド性能をさらに引き上げている。

Ninja 1000SX

Z H2
Z900


情報提供元: MotorFan
記事名:「 新型カワサキNinja 1000SX、中身もすごいが、見た目もシュッとして10Rに似てきた!|EICMA2019