8月23日、ポルシェは9月4日に発表する予定の新型EVスポーツカー「タイカン」のインテリアを先行公開した。

インパネの助手席側にもタッチディスプレイが装着可能

 「タイカン」のインパネはデジタルコンシャスな仕立てとなるが、そのスタイルは1963年に誕生した911のインパネからインスピレーションを得て設計された。




 メータークラスターは16.8インチディスプレイで4つの表示モードを設定。「クラシック」モードは、明確に整理された車両情報を表示し、認識のしやすさが特徴。エンジン車では回転計が配置される中央の計器はパワーメーターに置き換えられる。「マップ」モードは、中央のパワーメーターがナビゲーションマップとなり、「フルマップ」モードはメーターパネル全体がナビゲーションマップとなる。「ピュア」モードは速度や交通標識、矢印のみのナビゲーションなど、重要な情報のみを表示する。

 ステアリングホイールは2種類を設定。ポルシェの伝統に則り、電源ボタンはステアリングホイールの左側に配置される。オプションの「GTスポーツステアリングホイール」はさまざまな運転モードを選択するための「ポルチェラウンドモードスイッチ」が備わる。シフトレクターはセンターコンソールではなく、メーターパネルの下部にスイッチとして備わる。




 ダッシュボード中央には、音声認識機能を搭載した10.9インチのインフォテイメントディスプレイを配置。助手席側にはオプションでタッチディスプレイを追加することが可能だ。センターコンソールに備わる8.4インチタッチパネルでは空調操作が可能なほか、手書き認識機能を備えている。

 タイカンには、伝統的な仕様からモダンなものまで、幅広いパーソナライズオプションと革新的な素材コンセプトが導入される。レザー仕様の代表例として、皮をなめす工程でオリーブの葉を使用したなめしクラブレザー「OLEA」が挙げられる。そのほか、レザーを使用せず。マイクロファイバー素材「レーステックス」素材を用いた仕立ても可能だ。




 内装色はタイカン専用としてブラックライムベージュやブラックベリー、アカタマベージュ、メランティブラウンを設定。オプションのインテリアアクセントパッケージでは、シャンパントーンのマットブラックやダークシルバー、オネダイムが選べる。センターコンソールやドアトリムでは、ウッドやマットカーボン、エンボス加工されたアルミニウム、ファブリックから選択できる。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 ポルシェが新型ピュアEVスポーツカー「タイカン」のインテリアを先行公開!