ティアフォーは、 台湾のクアンタ・コンピュータを引受先として第三者割当による10億円の追加増資を実施した。

 クアンタ・コンピュータは、ノートパソコンやサーバーマシン製造の世界最大手の一角として知られる台湾の企業。この資本業務提携により、クアンタ・コンピュータとティアフォーは最先端の自動運転システムを支える電子制御ユニット(ECU: Electronic Control Unit)の開発と商用化に共同で注力し、業界標準の獲得を目指す。




 最先端の自動運転システムを支えるECUには、機能安全に対する要求とともに、省電力かつ高性能であることが求められる。クアンタ・コンピュータとティアフォーは、オープンソースの自動運転ソフトウェアである「Autoware」の開発を通じて得られた知見とベストプラクティスに基づき、自動運転システムに最適なECUの要求仕様を提唱していく。クアンタ・コンピュータはティアフォーの協力のもと既にAutowareを搭載したECUの開発を手掛けており、実験車両を用いた実走行試験を実施している。


Autowareを搭載したECUの市場投入により、多くの企業に市場参入の機会が開けると同時に、様々なレベルの自動運転の商用化が一層加速することが期待できる。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 ティアフォー:クアンタ・コンピュータと資本業務提携、10億円の追加増資で自動運転ECU開発へ