併せて、高速道路上で周囲の車両の複雑な動きをリアルタイムで把握し、周囲の状況はメーター内のディスプレーに乗用車、トラック、オートバイを区別したグラフィックで表示も行い、直感的に周囲の状況を把握する補助も行う。
この「プロパイロット2.0」はナビゲーションシステムで目的地を設定し、高速道路の本線に合流するとナビ連動ルート走行が開始でき、追い越しや分岐なども含めてシステムがルート上にある高速道路の出口まで走行を支援する機能がトピック。
さらに、ドライバーモニターカメラによりドライバーが前方を注視しているかを常に監視し、状況に応じて直ちにハンドル操作をできる状況において、ハンズオフ(手放し)が可能となる点が最大の注目点となる。
ハード面で特にキーとなるのは新開発されたトライカムと呼ばれる三眼カメラで、150度、54度、28度と3つの画角で前方の状況を幅広く把握できるようになった。
ソフト面の注目ポイントは、日本の高速道路のすべてのレーンの区分線情報と速度標識、案内標識などの情報を含む3D高精細地図データで、これは高速道路の経緯上を㎝レベルの細かさでデータ化した3D高精細地図データを持ち、その精度はおよそ横方向で5㎝以内、前後方向1mという細かさだという。
このおかげでカメラで見える範囲より先の曲率や購買などの道路形状を先読みでき、滑らかな速度制御が可能となっている。(地図情報は年に数回更新され、テレマティクスを通じて自動配信される。)
この「プロパイロット2.0」は今秋日本で発売される新型スカイラインに、世界に先駆けて搭載、発売される予定だ。