月間登録台数:NO DATA


現行型発表:18年7月


JC08モード燃費:16.4km/ℓ ※ディーゼル車




レポート●小林秀雄(KOBAYASHI Hideo)


フォト●中野幸次(NAKANO Koji)/平野 陽(HIRANO Akio)


モデル●森脇亜紗紀(MORIWAKI Asaki)

全幅:1895㎜ 全高:1635㎜ ミラー・トゥ・ミラー2100㎜
開口高:785㎜


全長:4590㎜ 最小回転半径5.4m

■主要諸元 Grand Chic Pure Tech


全長×全幅×全高(㎜):4590×1895×1635


室内長×室内幅×室内高(㎜):—


ホイールベース(㎜):2730


トレッド(㎜) 前/後:1625/1605


最低地上高(㎜):200


車両重量(㎏):1590


エンジン種類:直列4気筒DOHCターボ


総排気量(㏄):1598


最高出力(kW[㎰]/rpm):165[225]/5500


最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):300[30.5]/1900


燃料タンク容量(ℓ):62(プレミアム)


トランスミッション形式:8速AT


駆動方式:FF


タイヤ・サイズ:235/45R20


最小回転半径(m):5.4


JC08モード燃費(㎞/ℓ):14. 7


車両本体価格:542万円

乗降性

前席:助手席シート高680㎜ ステップ高440㎜
後席:シート高700㎜ ステップ高450㎜


前席はシート座面のサイドサポートが少し乗り降りの妨げとなるが、それ以外は特に問題なし。後席もドア開口部が少し狭いのは気になるが、ちょうど良い高さにシートがあるため、楽な姿勢で乗り降りできる。

DSブランドの新境地を拓くクロスオーバーテイストが魅力。ジュエリーのようなヘッドライト灯体がキーオンで回転する演出も面白い。標準ホイールは「So Chic」が18インチ、「Grand Chic」系が20インチとなる。

先進安全装備

ステアリング制御付きアクティブクルーズコントロールのDSコネクテッドパイロットを全車に標準装備。衝突被害軽減ブレーキやブラインドスポットモニターも装備される。ドライバーモニタリングシステムは一部に採用。

ボディカラー

インパネ

既成の価値観に囚われない奇抜さこそDSの真骨頂。グレードによってカラーが異なるレザーダッシュにB.R.M製のアナログ時計を備える一方、最先端の8インチタッチスクリーンをフローティングマウントするなど、自由自在なデザイン性で楽しませてくれる。SDナビ、オートエアコンは標準装備と、実用性も申し分なし。

居住性

後席:後席の膝前スペースは約210㎜、頭上クリアランスは約70㎜と、快適な広さを確保。一方でアイポイントはそれほど高くなく、見晴らしも感も乏しい。SUVというよりは、幅の広いワゴンといった印象だ。
前席:「Grand Chic」系はバサルトブラックのレザーシートを標準装備。マル チポイントランバーサポートとシートヒーターが備わり、座面前端の長さは手動で調整することができる。デジタルメーターの見た目も新鮮。


ラゲッジルーム

通常時:奥行き920㎜

後席格納時:奥行き1840㎜ 幅1000㎜ 高さ695㎜

通常時でも大量の荷物を積載できる広大な荷室を完備。フロア手前側の最大幅は約1230㎜となっている。後席シートは6対4分割可倒式で、シートバックをバタンと一発格納できるレバーを荷室側に備える。「GrandChic」系はハンズフリー機能付きの電動テールゲートを標準装備。

うれしい装備

「Grand Chic」系は後席電動リクライニングとセンターアームレストを標準装備。オートエアコンには後席の独立温度調整も備わり、快適性を向上している。

撮影車はオプションのパノラミックサンルーフを装備。電動シェードを開くだけでも明るい日差しが差し込み、開放的な室内空間を実現することができる。

「Grand Chic」系には赤外線カメラで夜間の歩行者を検知し、安全性を高めるDSナイトビジョンをオプション設定。

「Grand Chic」系は8つのエアバッグがマッサージ機能を果たすフロントマルチポイントランバーサポートを装備。

メーターの役割を果たすデジタルインストゥルメントパネルは4種類の画面表示から好みのものを選択することが可能。

4つのドライブモードを選択できるほか、好みの室内環境をメモリーしておけるDSセンソリアルドライブを装備。

ルームミラー左側のモニターに車両左前方の映像を表示することが可能。発進時に人や障害物がないかを確認できる。

センターコンソールには奥行きのある収納を装備。500㎖ペットボトルなども中に入れておくことができる。

ガソリンターボも低回転からトルクフル

「Grand Chic Pure Tech」は、プジョー・シトロエングループで長い実績を誇る1.6ℓ直4ガソリンターボを搭載。わずか1900rpmの低回転で300Nmの最大トルクを発揮し、排気量からは想像のつかない力強い加速性能を誇る。ミッションはスムーズな変速感が持ち味の8速AT。

DSアクティブLEDビジョンを搭載

左右3個ずつ内蔵されたLEDヘッドユニットを細かく制御して夜間走行時に最適な視界を確保するヘッドライト。停車時、市街地、郊外、高速道路の速度域に応じた4つのモードに加え、悪天候モード、オートハイビームと合計6つの配光モードを備える。

バイヤーズガイド

So Chic

Grand Chic BlueHDi

Grand Chic Pure Tech

新世代DSを全開で味わうなら最上級「Grand Chic BlueHDi」だが、それより手頃に「らしさ」を味わえる戦略グレードが「So Chic」のパッケージオプション装着車。これなら500万円を切る価格で自慢のアクティブスキャンサスペンションが味わえる。これにBRM反転時計が付けば意匠系の装備は完璧だが、そこは残念。

エンジンは2.0ℓ直4ディーゼルターボと1.6ℓ直4ガソリンターボの2種類。ディーゼルは装備内容の異なる2グレードから選択できるが、ガソリンエンジンは上級グレードに位置付けられる「Grand Chic」のみの設定となる。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 〈DS DS7 クロスバック〉フラッグシップに相応しい高級感と上質な走り【ひと目でわかる最新SUVの魅力】