バレンティーノ・ロッシのイメージも手伝って、AGVブランドのヘルメットはロード中心にファンが多い。でも本国はもちろん欧州ではオフロードモデルもラインナップされており、今回ついにファンが待ち望んだオフでも使えるAX9が正規で導入された!


TEXT●大家伝(OYA Den)

 イタリアの名門ヘルメットブランドAGVといえば、古くはジャコモ・アゴスチーニ、ケニー・ロバーツ、バリー・シーンらの活躍により、日本でもあこがれたファンは多いハズ。現在もバレンティーノ・ロッシが愛用することで注目度は高い。実際、東京モーターサイクルショーでは販売元のダイネーゼブースに多くの人が集まっていたことから、その人気の高さがうかがえる。




 さて、そんなAGVのトピックは「AX9」が初お披露目されたことだろう。これは日本で初めて取り扱うオフロードタイプのヘルメットだ。




 厳密にはデュアルパーパス仕様であり、オフロードだけではなくオンロードでも使えるマルチな顔を持つ新作だ。特徴はバイザー部分を取り外せること。またシールドを取り外してゴーグルを使用することも可能で、このバイザーとシールドの着脱による組み合わせで、使い方に合わせた4つの仕様にチェンジすることが可能となっている。つまりオンオフ問わず、自由なスタイルでAGVを思う存分楽しむことができるというわけだ。

カラーバリエーションは、マットカーボン(8万8000円)、パシフィックロード・マットブラック×ホワイト×レッド(7万4000円)、ホワイト(6万9000円)、ブラック(6万9000円)。今回展示されていたカラーはプロトタイプで販売の予定はなし。※価格はすべて税抜き

情報提供元: MotorFan
記事名:「 【1個4役】”ロッシのヘルメット”で有名なAGV製が、デュアルパーパスヘルメットを発売/東京モーターサイクルショー2019