BMWのX5にX6が、あるいはメルセデス・ベンツGLCにGLCクーペが存在するように、ポルシェ・カイエンにもカイエンクーペが登場した。まずは素のカイエンクーペとカイエンクーペターボの2グレードが発表された。

 3代目カイエンのクーペモデルが登場した。カイエンと較べて20mmルーフが低められ、リアドアとフェンダーは18mmワイド化し迫力が増した。カイエンではテールゲートに装着されたナンバープレートは、クーペではバンパに移設された。


 


 低められたルーフの後方テールゲートにはアダプティブルーフスポイラーが装備され、90km/hを超えると135mmせり上がりダウンフォースを高める。

 パノラマグラスルーフが採用されるが、オプションで911GT3 RSのようなカーボンルーフを選択することもできる。これはダブルバブル形状をとり、前面投影面積を最小化している。


 


 乗員は4名となる。後席はクーペらしいシルエットのために、30mm低められて居住空間を損なわない工夫が施された。荷室容量は625ℓで後席を倒すことで1540ℓまで拡大する(カイエンクーペターボ600ℓ、1510ℓ)。

 エンジンは2種類で3.0ℓV6ターボ(最高出力340ps、最大トルク450Nm)と4.0ℓV8ツインターボ(同550ps、同770Nm)がラインナップされる。前者が0-100km/h加速6秒(ライトウェイトスポーツパッケージは5.9秒)、最高速243km/hで、後者は3.9秒、286km/hとなる。


 


 ドイツではカイエンクーペが税込8万3711ユーロ(約1055万円)、カイエンクーペターボが税込14万6662ユーロ(約1850万円)となっている。日本市場は現時点で価格未定だ。



情報提供元: MotorFan
記事名:「 ますます走れるSUVになる! カイエンにクーペ版が登場