トヨタ・モーター・ヨーロッパは3月5日にプレスデー初日を迎えるジュネーブショーにて、カローラGR SPORTと、ヨーロッパでも人気を集めるクロスオーバーテイストを加えたワゴン「TRECK」を世界で初めて公開する。

 カローラGR SPORTは日本ではカローラ スポーツのネーミングで販売されているハッチバックと、ヨーロッパで先に発表されたワゴンであるツーリングをベースとして開発。パワートレーンは1.8ℓ、2.0ℓのハイブリッドだ。ダーククローム仕上げの新しいフロントグリル、ユニークなデザインのロワスカート、サイドロッカー、リヤディフューザーなどのエアロを備える。



 バイトーンも選択できる専用の外装カラー、ダイナミックグレイも追加。このカローラGR SPORTは、2020年1月から欧州で発売されることも発表された。



 一方、注目のTRECKはアクティブなライフスタイルと野外でのアクティビティを狙って開発されたもの。こちらもパワートレーンは1.8ℓ、2.0ℓのハイブリッドとなる。ベースとなるのはワゴンのカローラツーリングだが、近年の欧州Cセグメント内でのクロスオーバータイプの外観を持つモデルの人気の高まりを反映したモデルだ。



 全高は20 mmアップされ、フロントとリヤのスポイラー下部形状を変更しているが、スバルやボルボなど他メーカーのクロスオーバーワゴンほどにはアウトドアイメージは強くない。よってアクティブなライフスタイルと野外活動を楽しむ人々にアピールするため、トヨタはアメリカの総合自転車メーカー、Trek Bicycleの間でコラボレーションした。




  1976年に設立されたTrek Bicycleは、世界で最も人気のある自転車ブランドのひとつであり、現在世界中で年間約150万台の自転車を販売。ヨーロッパのバイクレースイベントで、トレックが所有するトレック - セガフレドワールドツアー男子と女子チームの支援車両としても、このカローラTREKが使用されるという。カローラTREKは今年8月から欧州で発売される予定だ。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 トヨタがジュネーブショーでふたつのカローラ派生モデルをワールドプレミアする