現在でも販売ランキングで上位に食い込む「アクア」。最大の魅力はやはり38.0km/Lを誇る低燃費性能だろう。マイナーチェンジで外観をリフレッシュしたほか、2018年4月には歩行者検知も行なう自動ブレーキを搭載するなど、機能性の熟成も抜かりない。SUVルックに仕立てた「クロスオーバー」も設定。




TEXT●塚田勝弘(TSUKADA Katsuhiro/写真解説)


PHOTO●中野幸次(NAKANO Koji)

撮影車両は「クロスオーバー」専用色のベージュを纏い、しっとりとした上質感が漂う。前後バンパーやフロントグリル、前後スキッドプレート、黒のフェンダーアーチモ—ル、ルーフモールなどが同グレードの専用品になる。

全長×全幅×全高 4060×1715×1500mm

ミラー・トゥ・ミラー 1980㎜
開口高 650㎜


クロスオーバー


全長×全幅×全高(㎜):4060×1715×1500


室内長×室内幅×室内高(㎜):2015×1395×1175


ホイールベース(㎜):2550


トレッド(㎜)前/後:1465/1460


車両重量(㎏):1100


エンジン種類:直列4気筒DOHC+モーター


総排気量(㏄):1496


エンジン最高出力(kW[㎰]/rpm):54[74]/4800


エンジン最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):111[11.3]/3600-4400


モーター最高出力(k W[㎰]):45[61]


モーター最大トルク(Nm[㎏m]):169[17.2]


燃料タンク容量(ℓ):36(レギュラー)


トランスミッション形式:電気式無段変速機


駆動方式:FF


タイヤ・サイズ:185/60R16


最小回転半径(m):5.4


JC08モード燃費(㎞/ℓ):34.4(38.0 ※「L」)


車両本体価格:205万2000円


月間登録台数:11163台(18年3月〜18年8月)


現行型発表:11年12月(一部改良 18年4月)
※1は3万2400円高。※2は1万6200円。※3は4万8600円高。☆は「G“GRスポーツ”」系を除く。★は「L」を除く。△は「L」「G“GRスポーツ”」系を除く。▲は「クロスオーバー」専用色。□は「G」系(GRスポーツを除く)、「S」専用色。

左右の視線移動が大きくなりがちなセンターメ—ターだが、確認する頻度の高い速度計を右側に配している。「クロスオーバー」の内装色はシルバーブラックが標準で、グレードによりディープブラウンカラーやホワイトソフトレザーなどを組み合わせる。

後席:足元、頭上空間ともにやや狭めだが、前後長に身長171cmの筆者が座っても実用的なスペースは確保されている。座面は前後長が長いものの、角度が水平に近いため太ももが浮くような姿勢になるのが惜しい。
前席:車高が高い「クロスオーバー」でもアイポイントはあまり高くない。背もたれの天地はクラスの平均的なサイズだが、座面の前後長は短め。太ももを座面前端で支えるような着座感で、長時間だと少し疲れを誘う。


通常時:奥行き700mm

後席格納時:高さ815mm 奥行き1490mm 幅1000mm

ハイブリッド車にも関わらず、奥行き/幅/高さはクラスの平均値をクリア。後席は一体可倒式の「L」を除き、6対4の分割可倒式。少し段差が残ってしまうものの、ゴルフバッグを2セットに加え手荷物も積載できる。夫婦ふたりなら長期旅行にも対応できそうだ。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 低燃費だけにとどまらない魅力「トヨタ・アクア」〈ひと目でわかる人気車種のすべて〉