ブリッツの「BOLT-ON TURBO SYSTEM GT-R」は、コンセプトどおり、純正のIHI製ターボチャージャーをベースに、オリジナルのコンプレッサーホイールを組み合わせてハイフロー化したもの。もちろん触媒は純正のままで、ブーストアップ+αで約100psアップを狙える仕様となっている。具体的には、NISMOがInlet 46.5.φ/Outlet60.0φに対して、ブリッツ製は、Inlet 48.3φ/Outlet62.0φとし、トリムレシオ的には0.6%アップしている。純正より大幅にサイズアップされたGT-R NISMOをベースに改造しているため、約700psまで狙える計算となる。
ブリッツのブースには2017年モデルのGT-Rをデモカーとして展示しているが、GT-Rも登場して約12年がたち、07〜09年あたりの初期モデルを中古車で購入して、リフレッシュついでに純正より少しパワーアップして楽しもうとする層が増えてきているという。その昔、第2世代のGT-Rでも同じように500psくらいの遊べる範囲のパワーアップで、長くキレイに乗ろうとする流れがあったが、まさにブリッツの狙いはそこにあるのだろう。時代は繰り返されるのだ。