■ 2UR-FSE


シリンダー配列 V型8気筒


排気量 4968cc


内径×行程 94.0mm×89.5mm


圧縮比 未発表


最高出力 280kW/6200rpm


最大トルク 510Nm/4000rpm


給気方式 NA


カム配置 DOHC


ブロック材 アルミ合金


吸気弁/排気弁数 2/2


バルブ駆動方式 ロッカーアーム


燃料噴射方式 DI+PFI


VVT/VVL In-Ex/×

 シリンダーブロックのベースはV6のGR系列で、そこから2気筒分を追加したモジュラー設計。主力の4.6ℓ版は中近東・アジア向けとSUVを除いてDI/PFI併用のD-4Sを採用する。そこからストロークアップで5.0ℓとした2URは、ハイブリッド用のFSEと高出力版のGSEをラインアップする。


 2UR-FSEは先代のレクサスLSに搭載されて登場。600hのエンジンとしてハイブリッドパワートレインを担っていたが、LSのフルモデルチェンジにともなう6気筒化によって廃止、命脈が絶たれるかと思われたが、新型センチュリーのダウンサイジングユニットとして白羽の矢が立つ。

2UR-GSE

■ 2UR-GSE


シリンダー配列 V型8気筒


排気量 4968cc


内径×行程 94.0mm×89.5mm


圧縮比 12.3


最高出力 351kW/7100rpm


最大トルク 530Nm/4800-5600rpm


給気方式 NA


カム配置 DOHC


ブロック材 アルミ合金


吸気弁/排気弁数 2/2


バルブ駆動方式 ロッカーアーム


燃料噴射方式 DI+PFI


VVT/VVL In-Ex/×

 2UR-GSEはフラッグシップ・スポーツユニットとして高回転域の出力を重視し、2系統切替式のインテークマニフォールドを1系統大流量タイプに変更。バルブリフトを吸気側9%/排気側3%高めるカムプロファイル、慣性質量低減のためのチタン合金バルブ、剛性向上のためのラッシュアジャスターの廃止などの改変と圧縮比アップが実施された。レクサスLC500では、アイシン・エィ・ダブリュ製10速ATと組み合わされる。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 センチュリーが積むトヨタのV型8気筒──URシリーズ