大型ワゴン車やトラックなどでは荷台上部の死角が原因の接触事故が少なくない。ひさしマーカーは車体の大きさをわかりやすく画面に表示できる頼りになるシステムだ。


REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki)




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ひさしマーカー……オープン価格

 荷台上部の死角が原因となる、後退時のひさしや看板との接触事故を防止するシステム。




 これは後退時モニターに表示される車両後方映像に、車体から1m、5m位置の荷台高プラス20cm、車幅プラス各30cmの大きめの車体外枠を示す空間マーカーが現われる。システムはクラリオン製の垂直画角が広い超広角カメラ「CC6300A」または「CC6352A」と空間マーカーを表示するECU「EG-4036A」で構成される。




 表示は上の写真のようなもので、従来のバックカメラに比べて視認性が大幅に向上している。大型車両に乗り慣れていない人ならば安心感が一段と高まるだろう。




 対象車両は車両高が2~3.8mのトラックや観光バス、大型ワゴン車などで業務車両がメインだが、ベース車によってはキャンピングカーなど一般車両にも活用できるはずだ。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 大型ワゴン車やトラックの物損事故防止に役立つ クラリオン ひさしマーカー 【CAR MONO図鑑】