カーナビを購入する際にメーカーのホームページやカタログを見ていて、聞いたことがなかったり、意味がよく分からない言葉に出くわすことも多いはず。そこで今回は比較的使われることが多いカーナビ用語をふだんカー用品に興味のない方にもわかりやすく解説。


REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki)

スマートループ

カロッツェリアサイバーナビは渋滞状況を写真で確認できるスポットウォッチャーが自動で地図画面に割り込む。

 カロッツェリアのカーナビを搭載した車両の走行データを基にした情報を配信。抜け道や裏道までフォローし、信頼性の高い渋滞回避ができるスマートループ渋滞情報や、渋滞しやすい場所の最新状況を写真で確認できるスポットウォッチャーなどを利用できる。

タイムアライメント

これは三菱電機NR-MZ300PREMI。詳細な音響セッティングができる。

 リスナーから各スピーカーまでは距離が異なるため同時に音が出力されると到達にずれが生じる。そこで各スピーカーの音が出力されるタイミングを距離に応じてずらし、リスナーに全スピーカーからの音が同時に届くようにする機能。臨場感あふれる音が楽しめる。

ハイレゾ音源

ケンウッド彩速ナビTypeZはハイレゾ音源ならではの高音質を存分に楽しめる。

ハイレゾ音源とはCDに比べて、より詳細なデータを含む高音質な音楽ファイルのことで、インターネット上(販売サイト)からダウンロードしたデータをUSBメモリーやSDメモリーカードなどに保存して対応機器で再生する。各社の上級モデルで再生が行える。

12セグ/ワンセグ

パナソニックのストラーダFシリーズは地デジを高画質な9型大画面で見られる。

 地デジは放送帯域を13セグメントに区分し、12セグメント(12セグ)を家庭用のハイビジョン放送、残りの1セグメント(ワンセグ)を携帯端末向け放送としている。カーナビでは高画質な12セグと受信しやすいワンセグを電波状況に応じて自動で切り替える。

ワイドFM

これはパナソニックのストラーダFシリーズ。受信できるFM放送局のリスト内にAM放送局も表示されている。

 ワイドFMはFM補完放送とも言われ、AMラジオの番組をFM放送(90.0~94.9MHz)を通じて聞けるもの。FMならではのクリアな音で楽しむことができ、AM放送が受信しにくい地域でも利用ができる。ただし受信には対応チューナー搭載機種であることが必要だ。

フリップダウン型モニター

アルパインのPXH12X-R-Bは12.8型ディスプレイ、プラズマクラスターイオン発生機を搭載する。

 天井に取り付けられる吊り下げ型の後席用モニター。使わないときには収納でき、イルミや室内灯を内蔵するなど見た目もスマートなため高い人気を誇っている。事故時にも後席の乗員を傷つけにくいだろう。装着には車種別の取り付けキットを使用することが多い。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 知っていると役立つ! カーナビ用語辞典 #3 【CAR MONO図鑑】