2018年6月20日に新型「フォレスター」が発表。7月19日より2.5ℓモデルが発売された。そして9月14日、「e-BOXER」搭載のハイブリッドモデル「Advance」が送り出され4グレードが揃い踏みに。フォレスター初のハイブリッド車。ディーラーに現車を見に行ってきた。

e-BOXER搭載の5代目フォレスター「Advance」を見にディーラーに行ってみた

フォレスター4グレード全車に標準装備。硬いパーツを覆うようにエアバッグが展開し、歩行者の頭部への衝撃を緩和する

 フォレスターにとっては、初のハイブリッドモデルとなるe-BOXER搭載の5代目フォレスター「Advance」。7月19日から2.5ℓガソリンエンジンの「Premium」「Touring」「X-BREAK」の各グレードが発売されたが、9月14日、2.0ℓ 水平対向4気筒DOHC+モーター搭載の「Advance」も加わった。




 店頭デビューフェア「Newフォレスター Day」期間中のとある日、某ディーラーに赴くと、店内には「Advance」が堂々と鎮座。




“おっ、いたいた!”と思った瞬間、ボンネットにはなにやら物体が。国内メーカー初となる「歩行者エアバッグ」が開いた状態をイメージした演出がなされていた。



なにか違和感が……と思ったら、ナビが装着されていなかった

 外観をぐるっと見渡した後、車内に乗り込んでみる。同行者を助手席に座らせ感想を聞いてみたところ「座り心地がいいね」とのこと。運転席に座った感じは文句なしだったので、購入もしてないのに、早くもロングドライブをイメージする。




 だが、なにか足りないものが。ロングドライブをするにしても、初めての場所に行くのにナビがないと……。ナビはディーラーオプションとのこと。5モデルのナビが用意されているので、好みのものを選べばいい。

新規購入派はe-BOXER搭載車を、乗り換え派は2.5ℓを選ぶ傾向に

Advanceはメーカー/ディーラーオプションなしの状態で展示されていた

 新型フォレスター4グレードの車両本体価格(税抜)は、以下の通り。




<2.5ℓ水平対向4気筒DOHC直噴>


・ Premium:280万円


・ Touring:260万円


・ X-BREAK:270万円


<2.0ℓ水平対向4 気筒 DOHC 直噴+モーター>


・ Advance:287万円

「フォレスターのモーターは他車と比べて小さいものを搭載しています。その点で、ハイブリッド車でも車両本体価格の差が抑えられていると思います」と担当者

 ナビは必需品としつつ、そのほかは具体的な要望はなしで、支払いプランを実際に提示してもらう。せっかくなので「Advance」以外、2.5ℓも出してもらい比較してみることに。


 


 e-BOXER搭載車は、非搭載車と比較し割高なんだろうなと思っていたが、価格差はそれほどもでもなかった。排気量違いやメーカーオプションの内容にも違いがあるので、一概にはいえないが……。




 2018年6月20日に発表された資料によると、5月18日〜6月18日に行われた先行予約台数の割合は、「ドライバーモニタリングシステム」と「e-BOXER」を搭載する「Advance」が約4割を占めているという。

メーカーオプションでパワーゲート、アイサイトセイフティプラスを付けた内容での「Advance」の総支払額は約394万円だった

 やはりハイブリッド車にアドバンテージがあったかと思ったところ、「新規のお客様はAdvanceを選ばれますが、従来のオーナー様やスバル車にお乗りのお客様は2.5ℓを選ばれる傾向が強いですね」と、前出の担当者。




「Advance」は、〜30km/hがモーターのみ、30〜50km/hはバッテリー+エンジン、50km/h〜はエンジンで駆動。スバルファンにとっては、ハイブリッドよりもエンジンのみで走行を楽しみたい向きが多いのかなと想像してみるのだった。




 ディーラー訪問当日、残念ながら試乗はできなかった。次回、訪問した際は、Advanceとe-BOXER非搭載車を乗り比べてどちらが自分の好みなのかを試してみよう。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 乗り換え派はハイブリッドを選ばない!? 新型スバル・フォレスター、全グレード勢揃い