5ドアハッチバック(HB)でスポーティなモデルが望み、となれば、候補に挙がるのは、新しいホンダ・シビックハッチバックとマツダ・アクセラだ。そのトランクスペースを比べてみた。

マツダ・アクセラスポーツ

 スポーティなハッチバックがほしい、となれば、新型シビックハッチバックを忘れてはならない。1.5ℓ直4ターボに組み合わせるトランスミッションは、CVTだけでなく6速MTも選べる。


 一方のマツダ・アクセラは、モデル末期ながらスタイリッシュなデザインと1.5ℓガソリン/1.5ℓディーゼル/2.2ℓディーゼルの魅力的なエンジンを選べるのがいい。2.2ℓディーゼルには6速ATだけでなく、よりスポーツドライビングを楽しめる6速MTも選べるのだ。


 ホイールベースは、ともに2700mmとこのクラスでは長く、全長も4500mm前後とCセグHBでは長めという点も共通している。


 




 まずは、全体のサイズ比較から。

ホンダ・シビックハッチバック 全長×全幅×全高:4520×1800×1435mm ホイールベース:2700mm ミラーtoミラー:2085mm

ライバルと比べて全長が長いうえに全高を低くしているのが、シビックのパッケージングの特徴。そしてテールゲートを大きく寝かせることで伸びやかで軽快なスタイリングを実現している。



ホンダ・シビックハッチバック


全長×全幅×全高:4520×1800×1435mm


ホイールベース:2700mm


車重:1320kg


エンジン:1.5ℓ直4DOHCターボ


最高出力:182ps(182kW)/5500rpm


最大トルク:240Nm/1900-5000rpm


トランスミッション:6速MT


駆動方式:FF


最小回転半径:5.5m


JC08モード燃費:17.4km/ℓ


車両本体価格:280万440円

マツダ・アクセラスポーツ22XD PROACTIVE 全長×全幅×全高:4470×1795×1470mm ホイールベース:2700mm ミラーtoミラー:2055mm

ホイールベースはシビックハッチバックとぴったり一致するが、全高はずっと高くロワーボディに厚みがある。流麗なデザインでははあるが、やはりハッチバックとしては正統派と言える。



マツダ・アクセラスポーツ22XD PROACTIVE


全長×全幅×全高:4470×1795×1470mm


ホイールベース:2700mm


車重:1440kg


エンジン:2.2ℓ直4DOHCターボ


最高出力:175ps(129kW)/4500rpm


最大トルク:420Nm/2000rpm


トランスミッション:6速AT


駆動方式:FF


最小回転半径:5.3m


JC08モード燃費:19.6km/ℓ


車両本体価格:279万1800円

ラゲッジスペース比較の前に、インパネと前席・後席も比べてみよう。

ホンダ・シビックハッチバック室内長×室内幅×室内高:1910×1465×1160mm

水平基調のダッシュボードに垂直を強調するセンター部分の組み合わせで開放感と包まれ感のバランスが絶妙。大型液晶(7インチ)を組み合わせたメーターや電動パーキングブレーキの採用などに新しさを実感する。

リヤシート高:560mm 後席はシビックセダンと比べると足元が35mm狭くなっているものの、充分に快適な広さだ。
フロントシート高:520mm 高めの着座位置がトレンドとなるなか、こだわりの低い運転姿勢は座った瞬間に実感できる。電動調整機能付きレザーシートはオプション設定。


マツダ・アクセラスポーツ22XD PROACTIVE

人間中心の思想に基づき運転席側は適正なドライビングポジションを実現するなど、各席の役割に応じた空間設計を採用。7インチディスプレイを備えたインターフェースは「15C」を除いて標準装備する。

リヤシート高:520mm 後席ニースペースは約170mm、頭上空間は約70mmとルーフが傾斜しているわりに天地にゆとりも感じられる。
フロントシート高:500〜580mm トリムは大半のグレードで写真のクロス仕様となるが、Lパッケージにはパーフォレーションレザーが採用される。


ホンダ・シビックハッチバック

通常時:奥行き930mm 高さ:750mm

後席格納時:奥行き1810mm 最小幅:1030mm

荷室開口高:695mm


VDA式測定で420ℓという容量はライバルを圧倒する。ゴルフバッグの3個積みを実現している。前後スライドではなく左右スライドのトノカバーも便利だ。

マツダ・アクセラスポーツ22XD PROACTIVE

通常時:奥行き850mm 高さ:740mm

後席格納時:奥行き1680mm 最小幅:1020mm

荷室開口高:700mm


シートバックは後席は6対4分割可倒式で、フラットな拡大フロアを実現できる。テールゲート開口部も大きめなため、ユーティリティは優れている。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 スポーティなHB、シビックハッチバックとアクセラ。ラゲッジスペースを比べてみる。使い勝手は? 容量は? 後席シートは?