フルモデルチェンジしたスバルのSUV、フォレスターのセールスが好調だ。SGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)を得てポテンシャルを大幅にアップされた新型。先代の性能も、いま乗ってもけっして不満を覚えるようなものではない。ここではラゲッジスペースを比較してみよう。せっかくなので、後席の居住性も見てみることにする。

まずは、全体のサイズから見ていこう。

先代スバル・フォレスター 全長×全幅×全高:4595×1795×1735mm ホイールベース:2640mm ミラーtoミラー:2004mm

フォレスター2.0XT Eye-Sight

フォレスター2.0XT Eye-Sight


新型ではなくなってしまった2.0ℓターボエンジンを搭載する先代フォレスターXT。ハイパフォーマンスモデルで装備面においても最上級のグレードだった。当時の新車価格は、293万685円。

新型スバル・フォレスター 全長×全幅×全高:4625×1815×1715mm ホイールベース:2670mm ミラーtoミラー:2080mm

全長は先代から15mmアップ。ホイールベースは30mm拡大され、室内の前後長も広がった。全幅は20mmアップの1815mmとなったが、最小回転半径は0.1m増の5.4mに抑えられている。

新型フォレスター Premium


ガソリンモデル(2.5ℓ)の上級グレードで光輝ウィンドウモール、後側方警戒支援システムとアダプティブドライビングビームを含むアイサイトセイフティプラスも標準装備する。価格は、302万4000円。

 ラゲッジスペース比較の前に、インパネと前席・後席も比べてみよう。

先代フォレスター2.0XT Eye-Sight 室内長×室内幅×室内高:2095×1540×1280mm

ソフトパッド部分を大幅に増加し質感を向上させて、インプレッサより上級であることを主張。A ピラーを前出しして開放感を向上させつつ三角窓を追加している。スバル伝統の視界の良さは健在。

足元空間は今回の4台では最も広い印象。センタートンネルも低い。シートバックを操作してもベルトが邪魔になりにくい設計なのも細かい配慮でうれしい部分。
ヒップポイントが36㎜上がってSUVらしい見晴らしや乗降性が向上。ターボの「XT」はサイドがレザーとなるコンビ表皮、シートヒーター、電動シートが標準。


新型フォレスター Premium 室内長×室内幅×室内高:2110×1545×1270mm

シート表皮は、グレード別に設定され、写真はファブリック/トリコット+のことでリニアトロニックとモーター合成皮革の例。前席だけでなく後席にもシートヒーターが標準装備される。ホイールベースの拡大分は後席空間にあてられ、実測の膝前スペースは約230mmと広い。

リヤシート高:720mm
フロントシート高:640-670mm


先代フォレスター2.0XT Eye-Sight

通常時 高さ:810mm 奥行き:890mm

後席格納時 最大奥行き:1890mm 最小幅:1070mm 

開口高:750mm


このクラスでは希少なパワーリヤゲートは「2.0i-S」に標準で、ターボ車にオプション。シートバック可倒は荷室側からも操作可能で、ワンタッチでシートバックのみ倒れるタイプ。容量は505ℓ。

新型フォレスター Premium

通常時 高さ:810mm 奥行き:900mm

後席格納時 最大奥行き:1870mm 最小幅:1070mm

荷室開口高:710mm


開口部の最大横幅が拡大され、大きな荷物でもさらに載せ下ろしがしやすくなった。オプションでパワーリヤゲートも設定。後席は6対4の分割可倒式。後席を荷室側のレバーで格納できるのは先代から継承している。



情報提供元: MotorFan
記事名:「 新型フォレスターと先代フォレスター。ラゲッジスペースを比べてみる。使い勝手は? 容量は? 後席シートは?