バイクの楽しさ、魅力を世に広める活動中(?)、オートバイ好きの“バイク芸人”でおなじみ、チュートリアルの福田充徳さん(写真左から2番目)と、バッファロー吾郎の竹若元博さん(写真右から2番目)。このご両人に、10月19日(金)~21日(日)に「ツインリンクもてぎ(栃木県)」で開催される世界最高峰のバイクレース「MotoGP™ 日本グランプリ」。同レースの楽しみ方を聞いてみました!


REPORT●北秀昭(KITA Hideaki)

編集部(以下・編)ズバリ聞きます、世界最高峰のMotoGP=バイクレースの面白さとは?

テレビのバラエティ番組などでも活躍中のチュートリアル・福田充徳さん(写真左)とバッファロー吾郎・竹若元博さん(写真右)。

福田さん(以下・福):やっぱり異次元のスピード感でしょ!例えば皆さんがテレビの画面で“間接的に”見るのと、実際にご自分の目ん玉を通して“生(なま)で”見るのとでは、まったく違います。迫力が180度違うといっても過言ではありません。MotoGPマシンは、言うなれば世界で一番速いオートバイ。世界最高峰のバイクがサーキットを激走する姿は、想像以上に興奮できるはず。




竹若さん(以下・竹):サーキットを走るMotoGPのサウンドは、僕的にはロックでもクラシックでもない、どのジャンルにも属さない音楽。超高回転で走り続けるレースマシンのエキゾーストサウンドは、サーキットでしか体感できない刺激的なものです。




福:僕が実際にレースを見て最初に驚いたのが、直線でのスピードに加え、信じられないスピードで、しかも「転倒するんじゃないか?」というくらいマシンをバンクさせながらコーナーを曲がっていく姿。あれは、まさに“神”やね。

ホンダRC213Vを駆るマルケス選手。世界レベルの走りを国内で堪能できるチャンス!

竹:確かに人間ワザじゃない(笑)。よくここまで倒せるよなぁ。しかも、物凄いスピードで。まさに超人ワザ。




福:僕自身、公道では少々テクニックに自信があったけど、サーキットでレースを見た途端、思わず「ごめんなさい…。参りました…」って謝った(笑)。




竹:僕も心の中で、土下座した(笑)。




福:レースを観戦しに来る“バイク乗り”を観察するのも面白い。お気に入りのライダーのレプリカヘルメットを被ってる熱狂的なファン、丹念にカスタマイズされたマシンなどなど、ライダーやバイクをウォッチングしてるだけでも、得した気分になる(笑)。




竹:バイクで来る人が多いのも、MotoGPならでは。仲間とテントを張ってキャンプを楽しむライダーもいます。もてぎではMotoGP開催中、駐車場を開放してライダーに宿泊・休憩スペースを提供する「オーバーナイトスクエア」を開催していて、去年は1万人くらい集まってたね。




福:レース観戦だけでなく、ツーリングやキャンプが楽しめるのも、MotoGPのポイントでしょう。

編:MotoGP会場で、レース観戦以外での楽しみ方はありますか?

パレードのルートは道の駅もてぎ~国道123号~茂木市街地~国道123号~MotoGP決勝も行われるツインリンクもてぎ本コースを予定。

福:はい。やっぱりレースクイーン。




竹:そこかいな!




福:レースクイーンもいいけど、「グランプリロードR123パレード」は最高。実は僕も竹若さんも参加しています。




竹:このパレードは、レース観戦とはちがう気持ちよさがあります。とにかく、めっちゃエキサイティング!




福:パレードの参加希望者も年々増加。今では参加者1000人枠が、短期で埋まってしまうほどの盛況ぶり。




竹:世界的に見ても、バイクが1000台集まるパレードは珍しいよ。




福:ギネスブックに載るかも!というくらい、物凄い規模やからね。




竹:パレードはベテランからビギナーまで幅広く楽しめるはず。あの気持ちよさを一度体験したら病みつきでしょうね!




福:「ツインリンクもてぎ」と言ったら屋台が名物。パドックに出店されるグルメが充実しているんです。僕はもてぎ名物とも呼ばれる牛串(ぎゅうくし)が大好き。




竹:「お子さんや奥さんと一緒に行きたい。でも来てくれるかなあ…」というお父さんは、もてぎグルメをアピールしてみるのもおすすめ。お子さんも奥さんも、きっと喜んでくれるはず。




福:ツインリンクもてぎには遊園地もあるし、貴重なバイクやクルマを集めた「コレクションホール」もあるから、家族連れでも大いに楽しめると思うよ。




竹:家族連れは「レースを見に行く!」という感覚ではなく、キャンプがてら、ドライブがてら等々、~がてら感覚で遊びに来てみるのもいいでしょう!



編:今年の「MotoGP日本グランプリ」、レースの見どころはどこでしょう?

日本人ライダーの中上貴晶選手も今年のMotoGPクラスに出場予定。目指せ表彰台!

福:マルケス選手とロッシ選手のガチンコ対決!また、日本人ライダーの中上貴晶選手(写真下)も最高峰クラスのMotoGPに出場。中上選手はここ4戦、連続でポイントを獲得しているから、10月21日の決勝は大いに期待できます。もしかしたら、表彰台が狙えるかも!




竹:今年のMotoGPは多方面に楽しめる。具体的には、“応援しやすい”というイメージ。例えば30代や40代なら、ベテランのロッシ選手が大いに気になるところ。「あまりMotoGPは詳しくない」という人は、ぜひ日本人ライダーの中上貴晶選手を応援してください!

編:お二方のお気に入りライダーは?

竹:僕はペドロサ選手が好き。理由はライディングフォームが美しいから。あんまり“ゴリゴリ”に乗る人よりも、華麗に乗る人がいいんです。




福:現役選手じゃないけど、僕が一番好きなのは80年代に活躍したエディ・ローソン。当時はケニー・ロバーツやフレディ・スペンサー、ワイン・ガードナーなど、周りがスターだらけで、少し地味な存在だった。確かにエディは速いんだけど、周りが派手過ぎて目立ちにくい。というか、少し日蔭感があるというかね(笑)。




竹:レース中はアグレッシブでも、普段のエディは謙虚な性格だったのかな。うーん、少し地味で日陰感か…。なんか漫才の“ツッコミ担当”に似てるなぁ。チュートリアルの場合、徳井=ケニー、福田=エディ。男前の徳井に比べて、福田は謙虚な顔の“さつま揚げ顔”やし。




福:誰が謙虚な顔の“さつま揚げ顔”やねん!




竹:というわけで、ツインリンクもてぎで開催される「MotoGP日本グランプリ」のチケットは発売中です!




福:僕らも遊びに行くよー!!

バイク芸人RGツーリングクラブも参加!「グランプリロードR123パレード」

2012年から始まり、今年で第7回目の開催を数える「グランプリロードR123パレード」。全国各地から集まった約1,000台のオートバイが、「RIDESAFETY,RIDEGREEN(ライドセーフティ、ライドグリーン)」を合言葉に、


今年も道の駅もてぎ~茂木町~ツインリンクもてぎの区間を、栃木県警察本部のパトカー、白バイの先導で走行!

今年もバイク芸人としてお馴染みの「RGツーリングクラブ」が参加予定。写真左からレイザーラモン・RGさん、チュートリアル・福田充徳さん、バッファロー吾郎・竹若元博さん、とろサーモン・村田秀亮さん。※出演者は変更になる場合があります。

【パレードの開催概要】


●日時:10月20日(土)


※ パレードのスタート時間は後日ご案内いたします。MotoGP前夜祭の進行に合わせてスタートとなります。


●場所:道の駅もてぎ(栃木県芳賀郡茂木町茂木1090-1)~国道123号~茂木市街地(県道109号県道27号)~国道123号~ツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1)


●参加方法:下記公式HPよりエントリー受付中


●募集期間:6月9日(土)~9月30日(日) ※1,000台になり次第締め切り


●参加料金:2,000円(参加記念品付き) ※一部対象者は無料


●公式ウェブサイト


http://www.twinring.jp/motogp/event/parade.html

≪MotoGP™ 日本グランプリの概要≫


●正式名称:2018 FIM MotoGP™ 世界選手権シリーズ第16戦 MOTUL日本グランプリ


●日時:10月19日(金)~21日(日)


●場所:ツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1)


●公式ウェブサイト


http://www.twinring.jp/motogp/

情報提供元: MotorFan
記事名:「 “バイク芸人”にズバリ聞きました! 「今年のMotoGP日本グランプリの楽しみ方」