(1)熱延鋼板圧延用鋳造ロール
自動車の軽量化の進展に伴い、高抗張力鋼(ハイテン)をはじめとする高級鋼板の需要はますます増えることが予想され、高級鋼板の製造に欠かせない高品質・高性能なロールの需要が高まっている。日立金属若松は、日立金属ロール事業の中核となる製造子会社だ。熱延鋼板圧延用鋳造ロールで、日本国内トップのシェアを持ち、技術開発力でも世界に先駆けてハイス系複合ロールを開発するなど、業界をリードしている。この投資により生産能力を2割増強する。
日立金属は、建築部材等に使用される構造用鋳鋼品を生産している。今回、鋳鋼量産製造技術をさらに進歩させることにより安全・環境を配慮し生産性を高め、大型製品の対応も可能とする設備を整える。本投資により生産能力を4割増強する。
投資内容
対象拠点:株式会社日立金属若松
投資金額:約30億円
投資内容:鋳造・加工設備、土地取得、建屋
稼働時期:2018年度下期