小田急電鉄は、12年ぶりの新型通勤車両「5000形」を2020年度までに10両6編成を導入する計画で2019年度中に営業運転を開始する予定で1編成が完成し、11月11日に報道陣へ公開した。

「より広く、より快適に」をキーワードに車内空間の広さ、明るさ、安心感、優しさを追求したデザインとしている。



外観デザインは価値観の変化にとらわれないシンプルなデザインで先頭部を流線型にすることでスピード感を強調した。スマート感を表現したアズールブルーとインペリアルブルーの帯をあしらっている。



車両間に仕切り扉や荷棚、座席横の袖仕切り部に大型強化ガラスを用いることで空間の広がりを感じられる構造にし、LED照明を搭載して天井部閉塞感の緩和を図る。



車椅子スペースを各車両に1箇所設置した。



防犯カメラを各車両に4台搭載した。



大容量データを地上に伝送可能な次世代型車両情報管理装置とそれに対応した車上装置を搭載する。各車上装置のモニタリング情報を監視することで車両不具合時の早期対応や蓄積したデータを予防保全に活用していく。



2018年に完成した代々木上原~登戸間の複々線を活用して朝の通勤時間帯を中心に抜本的な輸送サービスの改善を図った。

新型車両「5000形」の導入を推進してさらに快適な輸送サービスの実現を目指すとしている。

(取材協力:小田急電鉄)



情報提供元: Ex-Train
記事名:「 小田急電鉄、12年ぶりの新型通勤車両「5000形」を報道陣に公開