東武鉄道は、2017年8月10日に東武鬼怒川線下今市~鬼怒川温泉駅間で運行を開始した「SL大樹」が運行開始1周年を迎えたことを記念して、8月10日に鬼怒川温泉駅において運行開始1周年記念出発式と感謝祭を開催した。



SL大樹運行開始1周年感謝祭は2部構成で、9時20分より開始した第1部では「SL大樹」を1年間支えた地元の方へ感謝状贈呈式を行った。



沿線でSLをかたどった手作りボードを持って親子3人で応援、耕作放棄地となっていた農地をひと冬でとてもきれいな花畑に整備、悪天候の日も鬼怒川温泉温泉の駅前広場で横断幕で迎えた方々など10組が受賞し、うち6組が出席した。



SL大樹を活用した地域観光活性化に向けて公式イメージソングを制作した、地元日光市の石川桃子さん、篠原あかりさんの女性ユニット「モアモカ」による公式イメージソング「想いよつながれSL大樹」を披露した。





「モアモカ」が日光観光大使に任命され、大嶋一生日光市長から委嘱状を授与した。



10時55分より鬼怒川温泉駅3番ホームにおいて記念出発式を開催した。

大嶋一生日光市長、齋藤文明日光市議会議長(代理)副議長、八木澤哲男日光市観光協会会長、八木澤美和鬼怒川・川治温泉旅館協同組合女将の会代表、都筑豊東武鉄道常務執行役員鉄道事業本部長、湯澤真東武鉄道鬼怒川温泉駅長の6名によりくす玉割りを行い、SL大樹の運行開始1周年を祝った。



11時7分、特急リバティ会津111号が鬼怒川温泉駅に到着し、SL大樹2号が出発となる。



11時8分、湯澤真鬼怒川温泉駅長による出発指示合図を行い、SL大樹2号は鬼怒川温泉駅を出発、下今市駅へ向かった。



運行開始1周年を記念して8月10日~13日の間はオリジナルヘッドマークを掲出し、10日は日章旗を掲げて運転した。





SL大樹運行開始1周年感謝祭第2部では今市第二小学校の吹奏楽演奏、藤原中学生と鬼怒川小学校の合同吹奏楽演奏などのステージイベントを実施、SL大樹3号が到着後は転車台でSLの回転が行われた。



2017年8月10日に運行を開始した「SL大樹」は8月6日時点で約109,000人が乗車、運行日数は164日、970本が運転された。(各数値はSLの車両不具合によりDLにより代走運転を行った14日間、およびSLの検査のためDL大樹の運転を行った8日間を含む)



SL大樹は東武鬼怒川線下今市~鬼怒川温泉駅間を1日3往復、主に火曜日・水曜日・木曜日を除く日に運転する。



情報提供元: Ex-Train