京阪電気鉄道は、8月20日より8000系車両に導入する座席指定の特急車両「プレミアムカー」を営業運転に先立ち、報道陣に公開した。



外観は、8000系車両の基本色である「赤色・黄色・金色帯」の組み合わせとの調和を考えながら京阪特急の伝統を継承した「赤」を基調に特別車両のエントランスとしての存在感をより際立たせる「金」を扉周りに配した。



内装は、2+1の3列でゆったりと配置。移動中にパソコンや資料を広げたいというニーズにも対応した大型テーブルのほか、すべてのシートにコンセントを装備、大きな荷物を収納できるスペース、微粒子イオンで車内の空気を浄化する「ナノイー」発生装置、エントランス側にガラス仕切りを設置した。





「プレミアムカー」には専属アテンダントが乗務し、出迎え、見送り、観光の案内などきめ細かなサービスを提供する。

「プレミアムカー」の座席数は40席。利用料金は乗車券のほか区間により400円または500円。一般車やダブルデッカーはこれまで通り乗車券のみで利用できる。



特急車両8000系は、鴨東線開業に伴い1989年に新造した特急用車両、その後ダブルデッカー車両を新造し8両編成で運転していた。

8月20日より営業開始する「プレミアムカー」は6号車で京都側から6両目、大阪側から3両目に連結される。



情報提供元: Ex-Train