パフォーマンスチューニングの雄が挑むJB64ストリートスペシャルパッケージ


HKS



ローダウンスタイルが斬新


1973年の創業から、45年以上の長い歴史を誇るHKS。

その歴史から生み出されるパフォーマンスパーツの実力は、日本のみならず世界的に評価されている。

そんなHKSが新たなベースマシンとして白羽の矢を立てたのが、JB64ジムニー。

JA11やJB23といった歴代モデルにもマフラーなどをラインアップしていたが、デモカーを導入するのは現行モデルのJB64が初。

開発能力の高さを生かして、早くもトータルチューンを施してきた。


HKSがJB63用パーツのコンセプトとしているのは、“ストリートでの完成度の向上”。

長年培ってきたストリートチューニングのノウハウを投入し、高い快適性をもたせながら、どこまでも走りたくなるような楽しさを追求しているのだ。



それを具現化しているのが、オリジナルサスペンションのハイパーマックスGプラス。

ややハードレートなスプリングと減衰力30段調整のモノチューブダンパーの組み合わせで、約30㎜のローダウンセッティングとしているのが特徴。

重心を下げることで、舗装路走行時にノーマルで発生するロールやピッチングを解消させている。


またパワー系は、純正の圧力センサーにカプラーオンの手軽さで、ブーストアップを可能にするパワーエディターを追加。

高い排気効率を誇るストレート構造のスーパーターボマフラーとの相乗効果で、10㎰を超えるパワーアップを実現しているのだ。


ワインディングを走らせてまず感じたのは、やや堅めのスポーティな乗り心地。

ローダウン効果なのか、下りの高速コーナーでも不安なく踏んでいけた。

この足まわりなら、さらにチューンをステップアップしていっても、パワーを受け止めてくれそうだ。



ホイール&タイヤは、アドバンレーシングRJ-D2に純正サイズのジオランダーG015という組み合わせ。

リヤダンパーは倒立式なので、簡単に減衰力調整(30段)できるのもポイントだ。

チタンカラーのマフラーテールもスタイリッシュだ。



大きなロールやピッチングを解消するための、約30mmローダウンスタイルが新鮮。

マットブラックのエクステリアはラッピング、バンパーは防護塗料LINE-X仕上げ。



パワーエディター



純正の圧力センサーにカプラーオンで、簡単にブーストアップを楽しめるパワーエディター。

純正ECU対応のプリセットデータのほか、PC接続でブーストアップデータの書き換えも可能となっている。


●価格:3万5000円(税別) ●仕様:5MT車専用


スーパーエアフィルター



車種別設計の樹脂製フレームに新開発の乾式不織布フィルターを組み合わせ、優れた吸入効率と集じん性能を両立した純正交換タイプのスーパーエアフィルター。

レーシングサクションも開発中だ。


●価格:3900円(税別)


ハイパーマックスG+



国内の自社工場で製造する高品質が自慢のハイパーマックスシリーズ。

JB64用の“G+”は、車高調整機能を持たない純正形状タイプ。

確かな減衰力の単筒式ダンパーと専用スプリング採用で舗装路での走りを追求した。


●価格:13万8000円(税別)

●仕様:純正車高比F:-30㎜/R:-35㎜、

減衰力30段調整機能


スーパーターボマフラー



排気抵抗となる絞りを設けない完全ストレート構造で、音量は控えめながら大幅な排気効率アップを実現。

ノーマルはもちろんブーストアップやタービン交換にまで対応できる。

パワーエディターとのお得なセットも設定。


●価格:7万5000円(税別)

●仕様:ステンレス製、メインパイプ径50.8φ、テール外径90φ


強化Vベルト



軽量かつ耐摩耗性も高い為、必要以上の張りを必要とせず、対発音性の減少で鳴きにも効果を発揮。

従来のVベルトに採用されている材料に対し、比重が最も小さい為、軽量化の恩恵を得られるのが特徴。



HKS商品戦略室 近藤剛生さん


従来モデルとは異なるストリートメインのユーザーに向けて、HKSのノウハウで舗装路での快適性とスポーツ性を向上させるパーツを展開。

メタルキャタライザーやレーシングサクションもリリースに向けて開発中です。


ハイパーレブ vol.235 スズキ・ジムニー No.5  2019年5月31日発売号より



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情報提供元: ドレナビ
記事名:「 新型ジムニー走り比べ! ローダウン&パワー系チューンありの1台!|JB64型ジムニー カスタム